仮想通貨取引における新型コロナウイルスの影響とは?今後についても予想

新型コロナウイルスの感染拡大は世界の経済に大きな影響を与えています。
株などの金融市場や原油価格に大きく影響したことが報道されていますが、仮想通貨にも少なからず影響が出ています。
この記事では新型コロナウイルスによる仮想通貨取引へのこれまでの影響や、今後予想されることについて詳しく紹介します。

仮想通貨について詳しくはこちら

仮想通貨とは?


仮想通貨とはインターネット上で取引するデジタル通貨の一種で、ブロックチェーンという仕組みが使われているものを指します。

特定の発行機関がない

電子マネーのようなものですが、特定の国の法定通貨とは結びついておらず、銀行などの金融機関も介さずに自由に取引されるのが特徴です。仮想通貨のメリットは特定の発行主体を持たないことから、他の投資方法に比べると国家や組織の影響を受けにくいところにあります。

実用化にも期待

特に財政が不安定な国や、多くの方が銀行口座を所有していない新興国や途上国では、日常決済用の通貨として急速に実用化されるかもしれません。
仮想通貨の実用化が進み需要が高まると価格が上昇することから、仮想通貨取引は新しい投資対象として注目を集めています。

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仮想通貨取引が受けた新型コロナウイルスの影響


新型コロナウイルスの世界的な感染拡大によって仮想通貨取引にどのような影響があったのか紹介します。

金融資産全体に影響されて暴落

国家や組織の影響を受けにくいと言いつつも、新型コロナウイルスの仮想通貨取引に対する影響で特に目立つものは、2020年3月から発生した仮想通貨取引全体の大きな価格変動です。
世界的な感染拡大が決定的となってきた2020年3月にビットコインをはじめとする仮想通貨の価格が約半分まで大幅に暴落しました。
この価格変動は、投資家が仮想通貨の将来を悲観したというよりも、金融資産全体の暴落に連動して仮想通貨も売られたというのが原因です。

仮想通貨関連のオフラインイベントで中止や延期が発生

新型コロナウイルスの影響で世界中で外出自粛が実施されたため、仮想通貨関連のイベントやオフラインミーティングでも、中止や延期が発生しているようです。
また、外出自粛の影響があるのか不明ではありますが、中国のマイニングファームが稼働を停止したり抑制したという事例もありました。
ただし、2019年から進行しているイーサリアムの大型アップデートやリップルのプロジェクトなど、時価総額上位の仮想通貨については、技術開発が大幅に遅延しているという情報は出ていません。

仮想通貨関連の詐欺が発生

新型コロナウイルスの混乱に乗じて、海外では仮想通貨関連の詐欺も発生しています。
例えば以下のようなものが挙げられます。

  • 仮想通貨を身代金として新型コロナウイルスに感染させると脅した
  • 架空の仮想通貨プロジェクトに投資させようとお金を騙し取るするなど
  • ハッキング事件は発生なし

    一方で、新型コロナウイルスの影響が大きい時期でも仮想通貨取引所で大規模なハッキング事件は発生していません。
    セキュリティ面には影響はなく、安心して仮想通貨取引をすることができます。

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    仮想通貨は新型コロナウイルスの影響で需要が高まっている


    新型コロナウイルスは世界各国に感染拡大し、都市のロックダウンや外出自粛などの影響で各国の経済に深刻な影響が出ています。
    このような中で、投資対象として需要が高まり人気が再来しているのがビットコインをはじめとした仮想通貨です。

    新たな投資先として注目

    先ほども紹介しましたが、仮想通貨は特定の国や企業が管理する資産ではありませんので、コロナ禍のような非常時でも他の投資対象よりは影響を受けにくい特徴があります。
    ですが、影響は少なからずあるもので仮想通貨の価格は半分近くまで落ち込みを見せていましたが、6月現在では以前の価格まで戻りつつあります。
    このようなことから、資産をできるだけ安全に逃避させる先として金などと同様に仮想通貨の需要が高まっています。

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    仮想通貨取引の新型コロナウイルス収束後の今後を予想!


    ここでは、仮想通貨取引の今後について詳しく紹介していきます。

    仮想通貨の価格はどうなる?

    新型コロナウイルス収束後の仮想通貨の動向で注目されるのはビットコインの価格です。
    今後も世界全体で長期的に不況が続く懸念がありますが、仮想通貨への注目が高まったり買戻しなどで価格も元に戻っていくと考えられます。

    ビットコインの半減期も回復を後押し

    そもそもビットコインの半減期とは、ビットコインの供給量を減らすことです。
    ビットコインは2020年5月11日ごろに半減期を迎え新規発行ペースが減少したため、希少価値が高まる予想がされていました。
    一時は半額まで下がったビットコインの価格がコロナ完全収束前に元に戻ったのは、半減期への期待による価格上昇の影響があったと考えられます。
    ですが本来ならば、半減期によってビットコインの供給量が減り、希少価値が上がるため、ビットコインの価格は大きく上昇する予想されていました。
    しかし、新型コロナウイルスの影響が大きく先行きが不透明な状況だったこともあってか、すぐに大幅な価格上昇には繋がっていません。
    2020年6月時点では、ビットコインは1BTC=100万円前後で、新型コロナウイルス感染拡大以前と同じ程度の価格に回復しています。

    世界経済の回復も大きく期待

    今後新型コロナウイルスが収束していき、世界経済が回復する期待が出てくると、ビットコインの価格も上昇し、2017年末の価格に近づく可能性も考えられます。
    ビットコインの価格が上昇すれば、時価総額上位のアルトコインは連動して高騰する可能性がありますので、仮想通貨全体の価格が再び上昇するかもしれません。

    ブロックチェーン技術の活用

    また、新型コロナウイルスの影響でインターネットを活用したオンラインシステムの需要が高まることが予想されます。
    たとえば、感染状況を追跡する仕組みづくりや医療品の管理システムなどでブロックチェーンやスマートコントラクトへの活用も期待されています。
    結果的にブロックチェーン技術の知名度や評価が高まり、仮想通貨にも注目が集まる可能性があります。

    仮想通貨決済導入は先延ばしか

    一方で、実店舗での仮想通貨決済の導入は先延ばしになることも懸念されています。
    コロナ不況と呼ばれるように、小売店や個人向けサービスはコロナ収束後も当面は将来の事業の予測が難しくなります。
    新しい決済方法の導入に積極的になる事業者は少なくなると思われますので、ビットコイン決済や仮想通貨ATMなどの導入は停滞するでしょう。
    仮想通貨やブロックチェーンは、社会情勢で不安が広がったときに注目を集める存在ではありますが、新型コロナウイルスは世界の経済に大きな影響を与えていますので、実社会での仮想通貨の普及は停滞する可能性があるということに注意しましょう。

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    仮想通貨取引は新型コロナウイルスの影響を把握して始めよう!


    新型コロナウイルスの感染拡大は世界の金融資産に大きな影響を与えていますが、仮想通貨取引でも3月から5月にかけて非常に大きな価格変動がありましたが、その後は以前の価格を取り戻しつつあるのが現状です。
    特定の国家や組織によって管理されないという仮想通貨取引の特徴は、今回のように社会や経済に危機が発生するたびに大きく注目されることになります。
    これまでの影響をしっかりと把握して、最新情報も集め今後についても予想しながら仮想通貨取引を行いましょう。

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