eスポーツの賞金はいくら?歴代最高金額についても紹介

eスポーツの大会はゲームの技術を競い、多額の賞金が獲得できる魅力的なイベントになっています。eスポーツの実力があるのなら、大会に出場してプロとして賞金を稼ぐこともできるでしょう。

この記事ではeスポーツの賞金について確認し、その市場規模をチェックしていきます。

eスポーツの賞金はいくら?相場はどのくらい?

eスポーツの大会では、上位入賞者に対して賞金を提供するケースが多いです。基本的に優勝者、準優勝者、その他特別な賞を設定して、それぞれの対象となったプレイヤーに賞金を与える制度になっています。

そのため、eスポーツの賞金を目標に努力をするモチベーションが生まれ、近年はeスポーツのプロプレイヤーとして活躍する方々も増えてきているのです。実力があれば賞金の獲得は誰でも目指せるので、これからも大会における賞金はeスポーツを盛り上げる原動力になるでしょう。

eスポーツの賞金は大会ごとに異なる

賞金が発生する国内の大会では、優勝者及び上位入賞者に対して数万〜数百万円の相場が多いです。規模の大きな大会の場合には、賞金総額が数千万〜1億円に達するものもあり、全体の相場は高くなっています。

一方、海外のeスポーツ大会になるとその規模はさらに高まり、優勝者に数億円の賞金が与えられたり、賞金総額で数十億円になる大会も増えています。eスポーツへの注目度は高まりつつあるので、この規模が今後拡大していくことも考えられるでしょう。

日本におけるeスポーツ大会の賞金相場も、さらに充実していくかもしれません。

eスポーツの種類別の賞金額は?

eスポーツの大会には複数の種類があり、それぞれが賞金を設定してプレイヤーの参加を促しています。
種類別に大会の賞金額を見てみると、例えば以下のような特徴が確認できるでしょう。

FPS・TPSゲームの賞金額

銃などを使って対戦するFPS・TPS系のeスポーツ大会では、高い賞金額が設定されることが多いです。

例えば、世界で人気の「Counter-Strike: Global Offensive」は、「World Electronic Sports Games 2017」で1位の賞金を80万ドル(約8,300万円)、賞金総額が150万ドル(約1億6,500万円)という大会を開きました。

格闘ゲームの賞金額

日本でも人気の格闘ゲーム大会にも、充実した賞金が設定されています。

例えば、ストリートファイター V AEの世界大会「Capcom Cup 2018」では、1位のプレイヤーに25万ドル(約2,800万円)、賞金総額40万ドル(約4,500万円)が提供されました。
国内でも「CAPCOM Pro Tour ジャパンプレミア 2018」などが、賞金総額1,000万円の大会を開催しています。

DCGの賞金額

ゲーム内のカードを使って対戦するデジタルカードゲーム(DCG)も、世界で高い人気を誇るeスポーツです。

特に市場規模の大きなゲームである「ハースストーン」の大会「Hearthstone World Championship 2019」では、1位に25万ドル(約2,600万円)、賞金総額100万ドル(約1億円)という実績を残しています。

女性限定大会の賞金額

近年のeスポーツ大会では女性限定のものも開催されるようになっていて、新たなプレイヤーの参加を促しています。

日本国内でも人気ゲーム・シャドウバースの女性限定大会「Shadowverse Queen’s Cup」が開催され、優勝賞金15万円、賞金総額30万円という結果になりました。今後は女性限定のeスポーツ大会も、その賞金総額を増やしていくかもしれません。

スマホアプリのゲームの賞金額

スマホアプリのゲームを対象にしたeスポーツ大会も、今や珍しいものではなくなっています。

国内では人気タイトル・モンスターストライクの大会「モンストグランプリ2019 アジアチャンピオンシップ」で、優勝チームに4,000万円、賞金総額1億円が提供されました。

eスポーツ日本人プレイヤーの賞金額はいくら?

国内にはeスポーツで活躍する日本人プレイヤーがおり、その実績に応じた多くの賞金を獲得しています。

ふぇぐ選手の賞金額

特に注目なのが、ふぇぐ選手で2018年に開催された「Shadowverse World Grand Prix 2018」で優勝し、優勝賞金100万ドル(1億円)を獲得しました。日本国内における賞金獲得数第1位と考えられていて、今後もその活躍に注目が集まります。

ときど選手の賞金額

その他、格闘ゲームの「ストリートファイター V AE」で有名なときど選手も、累計獲得賞金が5,000万円を超える日本人プレイヤーです。優勝賞金以外にも多くの企業とスポンサー契約を結び、eスポーツ全体の発展に貢献していることでも知られています。

このように、日本人プレイヤーの中にも多くの賞金を獲得しているプロがいます。今後eスポーツがさらに人気を高め、より多くの大会が開かれるようになれば、賞金獲得総数も増えていくことになるでしょう。

eスポーツの賞金の歴代最高金額は?

eスポーツの賞金の歴代最高金額は、人気ゲームタイトル・Dota 2が更新しています。
Dota 2は世界中で楽しまれている有名MOBAで、世界大会「The International 2019」では賞金総額が3,000万ドル(約31億)を突破するなどの快挙を成し遂げています。

事前に用意された基本賞金総額である160万ドルに加えて、ユーザーが大会に関係するゲーム内アイテムを購入した金額の25%が上乗せされる仕組みになっているのが特徴です。
開催日が未定となっていますが、2020年開催予定だった「The Internatonal 10」では、賞金総額が前年を上回る3,400万ドル以上(約36億円以上)となっていて、eスポーツ大会の歴代最高額をさらに更新しています。今後もDota 2が大会の歴代最高賞金額を更新するのかは、要チェックとなるでしょう。

eスポーツの賞金ランキングは?

eスポーツの賞金ランキングを紹介します。

大会名 ゲームタイトル 賞金総額
1位 The Internatonal 10 Dota 2 3,400万ドル以上(約36億円以上)
2位 Fortnite World Cup フォートナイト 3,000万ドル(約32億)
3位 2018 World Championship League of Legends 645万ドル(約7億2,000万円)

いずれも億単位の賞金総額になっていることから、その規模の大きさがうかがえます。こういった海外の大会と比較すると、日本のeスポーツ大会はまだまだその規模に追いついていないと言えるでしょう。
今後は世界的なeスポーツ大会に追従するような形で、日本の大会も賞金が増えていくことに期待です。

eスポーツの賞金だけで生活できる?

世界中には、eスポーツのプロプレイヤーとして生活している人たちが大勢います。eスポーツを仕事にして生きていける環境は、ある程度整ってきていると言えるでしょう。

一方で、eスポーツ大会の「賞金だけ」で生活をしていくことは、困難な道になると考えられます。
なぜなら、eスポーツはその賞金の高さゆえに世界中からライバルが集まるため、安定して優勝や上位入賞をすることが難しいです。大会の開催頻度も多くないため、もし賞金を逃してしまった場合には当分の生活費が賄えなくなる可能性があります。

スポンサーからの支援や動画配信などによる広告収入を確保しよう

そのためeスポーツで稼いでいくのなら、大会賞金だけでなくスポンサーからの支援や動画配信などによる広告収入など、大会とは別の収入源を確保しておくことが望ましいです。
実際にプロ選手の中にも、スポンサーと契約していたり、YouTubeなどの動画サイトでゲームの配信を行なったりしています。そういった柔軟な対応力があれば、eスポーツを仕事にして生活することも可能になるかもしれません。

eスポーツをプレイして賞金を狙おう

eスポーツ大会の賞金は、この記事で紹介したように大きな数字になってきています。この機会にeスポーツ大会の賞金について確認し、獲得を目指してみてはいかがでしょうか。

おすすめの記事