確定申告は延長できる?対象となる手続きや申請方法を解説

確定申告は毎年申告期限が定められています。申告期限までに確定申告を行わなかった場合、期限後申告扱いになりペナルティが課せられますが、期限を過ぎても大丈なように延長できることを知っているでしょうか。

この記事では、確定申告の期限を延長することについて解説します。

確定申告の延長はいつまでできる?

確定申告の延長についてですが、特別な事情がない限りはできません。あらかじめ決められた期間内に確定申告を行う事が義務になっています。

ですが新型コロナウィルス感染拡大の影響で、令和元年分の申告について期限後の確定申告期間外でも受付できるように延長されることが決定されてます。また、全事業者を対象に1ヶ月の延長も行われていました。
申告期限が延長されているため、本来ならペナルティが発生する期限後申告でも延長された期間内であれば通常の確定申告として扱われるようになります。

上記した延長ルールは令和元年分であるため、令和2年度分(2021年に行う確定申告分)以降はルールが変更になる可能性があります。
ですが今もなお新型コロナウィルスが収束せず今もなお拡大しているため令和2年度分以降も同様の延長処置が取られる可能性があります。

確定申告の延長が対象となる人

確定申告の延長は、個人・法人を問わず確定申告が必要となるすべての事業者が1ヶ月延長されます。

令和元年分の確定申告の申告期間は2020年2月17日から3月16日まででしたが、1ヶ月延長されて2020年4月16日までなら期限後申告扱いにならないようになっていました。
通常では確定申告の延長をしようと思うと特例による延長申請が必要でしたが、新型コロナウィルス感染による特例が承認されて2020年4月17日以降の確定申告も受け付ける個別延長にも対応しています。

2020年4月17日以降の個別延長が認められるのは以下のような事例に当てはまる方です。

  • 新型コロナウィルスに感染して税務署に行くことができない
  • 体調不良で外出を控えている
  • 平日の在宅勤務を養成している自治体に在住している
  • 近隣の感染拡大により外出を自粛している
  • 確定申告書の作成が困難な状況
  • 条件があると言っても個人であればほぼすべての方が該当する条件です。無理をせず新型コロナウィルス感染に気を配りながら確定申告を行うようにしてください。

    確定申告の延長申請方法は?

    全事業主を対象とした1ヶ月間の延長は、個人・法人問わず全事業者に対して無条件に適用されます。個別に申請する必要はありません。
    2020年4月16日までに提出することができず、2020年4月17日以降に提出する場合は以下の手順で申請します。

    1. 通常通り確定申告書を作成
    2. 作成した申告書の余白のどこかに「新型コロナウィルスによる申告・納付期限延⻑申請」を記載
    3. 郵送・持参・e-taxどれかの方法で提出

    特例による対応であるため専用のフォームや手続きはありません。自宅からe-taxで確定申告する場合も期限延長の申請が可能です。
    還付申告については元から5年間以内の申請が有効であるため、確定申告ではなく還付申告をする場合は放置していても問題ありません。

    確定申告の延長を提出を先延ばしにして放置したらどうなる?

    確定申告書の提出を先延ばしにして放置した場合はペナルティが発生します。
    通常では申告期限後に確定申告を行った場合は期限後申告扱いとなり、無申告加算税と延滞税の2つの税金が追加にかかってきます。

    国からすると本来なら納められるべき税金の支払いが遅れているため、その遅れに対する利子が延滞税という立ち位置になっています。そのため納税が遅れれば遅れるほど延滞剤がかかってくる仕組みです。

    無申告加算税は延滞税と違って一律固定であることに注意しましょう。本来納めるべき税金が100万円だった場合、1日遅れただけで最低でも5万円加算されます。

    税務調査の通知が来た後だとさらに税率が高くなってしまうほか、税務調査の通知が来る頃には延滞税の税額もかなり大きくなっているので、確定申告の期限を過ぎてしまった場合でもペナルティ覚悟ですぐに提出するようにしましょう。

    確定申告を延長している人におすすめのサービス

    確定申告を延長せざるを得ないということは提出がむずかしい、もしくは確定申告書そのものが作成できていないのどちらかでしょう。
    そういう方にはいつでもどこでも確定申告書を作成できるクラウド会計サービスを使うことをおすすめします。

    マネーフォワード クラウド確定申告

    マネーフォワード クラウド確定申告は、さまざまな会計処理を自動化することができるクラウド会計ソフトです。
    確定申告をするために1年間の間に発生した取引を整理し、仕分けしていく必要がありますが、これを全て手作業で行うのは非常に大変かつ計算ミスなどのヒューマンエラーを起こしやすいです。
    ですがマネーフォワード クラウド確定申告はそういった仕分け作業や計算を自動で行ってくれるようになっており、確定申告書を自動で作成してくれます。

    e-taxの準備が整っていたらそのままe-tax経由で提出することも可能であるほか、PDF化したあとに印刷、そのまま税務署に持参・郵送することも可能です。
    マネーフォワード クラウド確定申告に入力した取引データは自動的にクラウドにバックアップされるため、パソコンデータが消失して会計データの消失してしまうという最悪の事態も起きません。

    1ヶ月無料で利用できる有料プランも用意されているので、お試しで利用してみると良いでしょう。

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    freeeは個人事業主・中小規模の法人に便利なクラウド会計サービスです。日々の会計をひとまとめにできる会計ソフトで、確定申告に慣れていない方でも利用できます。
    2020年7月に行われた日本マーケティングリサーチ機構調べによると初心者に人気の会計ソフトNo.1を獲得しており、税知識がない初心者の方でも安心して利用できます。
    専用のスマホアプリも用意されているため、スマホから取引を登録して確定申告書を作成することができます。

    コンビニプリントアプリと上手に組み合わせれば、税務署に向かいながら確定申告書を作成し、通り道にあったコンビニで確定申告書を印刷して持っていくということも可能でしょう。

    手持ちの銀行口座と連携することもできるため、会計と残高が一致しないという心配もありません。確定申告書の作成時には○×形式で質問に答えていって必要な情報だけを埋めていく仕組みもあるため、知らなかったから入力漏れが発生したということもなくなるでしょう。

    確定申告は延長できても計画的に進めよう

    確定申告を延長できると言ってもいつかはしなければなりません。ですので可能であれば余裕を持って提出するようにしてください。

    税務署に持参することがむずかしかったとしても郵送やe-taxなど手段が複数ありますので、計画的に確定申告を進めるようにしましょう。

    確定申告について詳しくはこちら

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