
車を所持している方にとって、必ず定期的にやらなければいけない作業としてオイル交換があります。
オイル交換を行う理由として、「エンジンを冷却し焼き付きを起こさない」「燃焼室で発生したススを削ぎ落とす」「金属に油を塗ることで錆を防ぐ」などの効果があり、必要不可欠なものと言えるでしょう。
そんなオイル交換ですが、多くのインターネットサイトで自宅でもできると取り上げられていることもあり、簡単なイメージを持たれます。
しかし、実際には「車に適合したオイルの選定」「ドレンボルトを締めるための専門器具の利用」「オイルの入れすぎによる異常」など作業におけるトラブルは多くあるのが現実です。
この記事では、オートバックスで行うオイル交換のフラッシングなどに焦点を当てて解説します。
オートバックスのオイル交換のフラッシングの料金はいくら?
一概にオイル交換におけるフラッシングといっても、いくつかの種類があります。
※料金については2021年1月時点のオートバックス公式サイトの情報を参照しています。
機械式洗浄の場合
古いオイルを抜いた後に、専用の機械をエンジンにつなぎ、洗浄用の薬剤を入れてエンジン内部に循環させることで洗浄を行う方式です。
費用はおよそ6,000円からとなっており、時間の目安としてオイル交換の時間にプラスして15分前後で完了します。
走行式エンジン内部洗浄剤(SOD-1)の場合
新しいエンジンオイルへSOD-1を混ぜてエンジンに注入することで、走行しながらエンジン内部を洗浄する方式です。
値段は約4,000円からとなっており、通常のオイル交換時間に追加した作業時間は発生しない手軽さが特徴となっています。
簡易フラッシングの場合
フラッシングオイルと言われる洗浄力の高いオイルを使うベーシックな手法となっています。エンジンオイルを抜いた後にフラッシングオイルを入れてアイドリングさせることでエンジンを循環させるのです。
費用も約2,000円からと3つの中で1番お手頃であり、時間もオイル交換時間にプラスして約10分ほどで完了します。
これらの方法の中から、店舗の方と相談し、自身の車のコンディションに合った方法を選ぶことが大切です。
オイル交換のフラッシングとは?必要性は?
フラッシングとは、簡単に言えばエンジン内部の洗浄のことを指します。
エンジンオイルを新しいものに定期的に変えることは当然のことですが、エンジンを動かすことで金属粉やオイル交換の際に残ってしまう古くなったエンジンオイルが劣化し内部に付着することで汚れが堆積していくのです。
この状況が悪化してしまうと、「エンジンのかかりが悪くなる」「信号などで停止中のアイドリングが不安定になる」などの現象に繋がってしまいます。
しっかりと定期的にエンジンオイルを交換しておくことで、エンジンにかかる問題はほとんど抑えられますが、長く使っている車をよりベストなコンディションで乗りたい場合などは検討するのも良いでしょう。
オートバックスのオイル交換のフラッシングの時間はどれくらいかかる?
オイル交換のフラッシング作業は、前述した3つの方法のどれを利用しても通常のオイル交換の時間にプラスして10分程度で完了します。
実際のエンジンのコンディションなどを見てフラッシングをするか否かを判断する必要がありますが、時間も大幅に掛からずできる部分は良い点と言えるでしょう。
オートバックスのオイル交換のフラッシング以外のメニューは?
オイル交換やエンジンフラッシングの他にも、確認しておきたいメニューをいくつか紹介します。
エンジンオイルについては、多くの方が定期的に交換が必要という認識を持ちやすいですが、それ以外のオイルについては認識が薄いのが現状です。
作業内容とその作業を行う必要性を理解した上で、依頼することが大切と言えるでしょう。
ブレーキフルード交換
ブレーキシステムは、安全に減速したり停止したりするために重要なシステムですが、このブレーキ機能を作動させるオイルがブレーキフルードです。
ブレーキフルードは、車所有者の中では「長年乗っている中で1度も変えたことがない」という方も多いですが、オイルが劣化することでブレーキ性能が大幅に減少する「ペーパーロック減少」の要因となります。
1年を目安に、ブレーキパッドのチェックも含めてブレーキフルードの交換も大切です。
オートマチックオイル・マニュアルミッションオイル交換
トランスミッション系統にもオイルが使われており、こちらも交換が必要です。
もし交換しないままにしておくと、トランスミッション系の故障が発生し、修理費用が多額になってしまう傾向があります。
定期点検を行いながら、交換するタイミングを把握しておくことが大切です。
オートバックスのオイル交換のフラッシングを予約する方法は?
オートバックスでオイル交換やフラッシングを予約する場合、電話や店頭での直接予約以外に、アプリやWebサイトを経由した予約が便利です。
その上、事前にオートバックス会員として登録しておくことで、個人情報入力などを飛ばしてスムーズに予約が可能となっています。
また、ネット経由であれば実際に予約ができる時間帯が一目で分かることから、電話で空いている時間を何度も確認する手間もありません。
これらの理由から、予約作業にストレスがないWebやアプリ経由での予約がおすすめです。
オートバックスのオイル交換をアプリから予約する方法
オートバックスのオイル交換を行う方法を順を追って説明します。
- 公式サイトにアクセス
- 公式サイトよりアプリをダウンロード
- ホーム画面より作業予約を選択
- 予約する店舗を選択
- オイル交換を選択して、オイルフィルターのあり・なしを選択
- 作業する日付を選択
- 作業する時間を検索
- 希望する時間を選択
- オートバックス会員であればログインIDやパスワードを入力
- 予約内容に間違いなければ同意する
- 予約完了
オートバックスのオイル交換をWebから予約する方法
Webサイトよりオートバックスのオイル交換を予約する方法を解説します。
- 公式サイトにアクセス
- 公式サイト上部にある作業予約を選択
- 予約を行いたい店舗を選択
- 作業内容にオイル交換を選択し、オイルフィルターのあり・なしを選択
- 作業を依頼したい日付を選択
- 作業をする時間を検索
- 希望する時間を選択
- オートバックス会員であればログインIDやパスワードを入力
- 予約内容に間違いがなければ同意
- 予約完了
オートバックスのオイル交換のフラッシングの料金をチェックしよう
この記事では、オートバックスにおけるオイル交換と、それに関連するフラッシングの種類や料金などについて細かく説明しました。
自宅でも作業が可能なエンジンオイルに隠れて、エンジンのフラッシングやブレーキ・トランスミッション系統のオイル交換の認識が薄い方が多いのが現実です。
オートバックスで行っているメンテナンス項目の必要性をしっかりと理解し、定期的な点検と必要なタイミングでのメンテナンスがとても大切と言えるでしょう。
これを機に、ぜひ1度、オートバックスに車を運んでメンテナンスしてみてはいかがでしょうか。