スマホ決済導入サービスを手数料で比較

2019年10月から開始された消費税10%に伴い、2019年10月1日から2020年6月30日までの間に、「キャッシュレス・消費者還元事業」が行われ、キャッシュレス支払いに対して一定割合の金額を還元する施策が行われました。
この出来事を機に、スマホ決済サービスが大きな注目を集め、現在も多くのサービスが台頭しているのです。

この記事では、店舗側が利用するキャッシュレス決済導入の観点にフォーカスを当てて、スマホ決済導入サービスで発生する手数料について説明します。

「スマホ決済サービスを店舗で導入したいけど手数料や費用が気になる」という方にとっては、必見です。

スマホ決済導入サービスを利用するのに必要な手数料は?

スマホ決済導入サービスを利用するのに必要な手数料は?

スマホ決済導入サービスを利用するにあたって掛かる手数料の種類を説明します。

導入手数料

システムを導入する際の設定や加盟店登録などに発生する費用を主に指します。

POSレジを導入している店舗の場合は、スマホ決済サービスを上手く連動させる必要があり、メンテナンスの費用が掛かることがあるのです。

決済手数料

決済サービスを提供している企業のほとんどが、決済された金額の数%を手数料として店舗から支払ってもらう仕組みとなっています。

手数料率は大まかに3%〜4%の間で推移することが多く、サービス利用者を増加させるために、決済手数料を極力安くしているサービスもあるのです。

月額固定費

例えば、サービス利用を開始する際にサービス提供会社から機器をレンタルする場合などは、レンタル料が発生するなどが考えられます。

しかし、多くのサービスでは月額固定費となり得る要素は全て無料で提供していることが多いです。

振込手数料

売り上げ金額に対して決済手数料を差し引いた金額が、入金されます。この口座に振り込みを行う処理に対して、振込手数料が発生する場合があるのです。

振込手数料は無料である会社と有料である会社が分かれる費用のため、抑えておくことが大切となります。

業界最安水準の決済手数料でおすすめ!

スマホ決済導入サービスを手数料で比較!

各スマホ決済サービスの特徴からそれぞれの手数料体系を説明します。

Airペイ(エアペイ)QR

Airペイ QR

サービス利用を行うのに必要な機器は、iPhoneやiPadなどのApple端末のみというシンプルさが多くの利用者から評判を集めているサービスです。

d払い・PayPay・LINE Payなどの有名な決済サービス以外にも、海外のQRコード決済にも対応しており、幅広い顧客層を取り込めることから、人気が高まっています。

Airペイ(エアペイ)QRの手数料

Airペイ QRの手数料について説明します。

導入手数料

導入手数料は、申し込みや審査などに発生する費用は一切かかりません。

決済手数料

決済手数料は、実際に決済を行なった金額に対して3.24%(税込)の手数料が発生します。

月額固定費

実際に利用が開始された場合も、月額固定費は発生しません。

振込手数料

振込手数料も基本的には発生しません。
ただし、振込口座に指定した金融機関の情報誤りがあり、入金ができなかった場合は、再振込の手数料として900円(税込)が発生しますので注意しましょう。

PayPay(ペイペイ)

PayPayロゴマーク

加盟店舗数は、日本で最大規模の300万箇所を突破し、日本で一番有名なスマホ決済サービスと言っても過言ではないサービスがPayPayです。利用するユーザー数も3500万人を突破し、現在もさらに勢いを増しています。

また、PayPayでは期間限定の還元キャンペーンなどが話題を集めることが多く、利用頻度も高いことからおすすめの決済サービスです。

PayPay(ペイペイ)の手数料

PayPayの手数料について説明します。

導入手数料

PayPayを店舗で導入する費用は一切掛かりません。

決済手数料

決済システム手数料は、2021年9月30日まで無料です。
2020年4月1日以降に新たに加盟店になる年商10億円以上の法人については有料となります。

月額固定費

PayPayでは月額固定費も発生しません。

振込手数料

振込手数料は、ジャパンネット銀行の場合のみ無料です。
それ以外は入金サイクルが当月末締(月1回の入金)の場合は無料、入金金額1万円以上で都度入金を行う場合は105円(税込)の手数料が発生します。

JMSおまかせサービス

JMSおまかせサービスロゴ

スマホ決済サービス以外にも、電子マネー・クレジットカードなどキャッシュレス払いを全体的にカバーした決済サービスがJMSおまかせサービスとなります。

国内大手カード会社によって設立された安全面と、専用デスクの開設などによってサポート体制も万全です。

JMSおまかせサービスの手数料

JMSおまかせサービスの手数料を解説します。

導入手数料

導入手数料は、2021年3月31日まで「端末0円キャンペーン」を実施しているため、端末費用は0円です。キャンペーン終了後は、端末費用などが別途必要です。

しかし、導入時のネットワーク環境などによっては利用料が発生する可能性があります。

決済手数料

決済手数料は、JCB・UnionPay・AMEX・DISCOVER・Diners Club・JCB PREMOとApple Pay・Google Pay・Quick Pay・iDは3.74%(税込)の手数料が発生します。

それ以外のクレジットカード・電子マネー・QR決済の手数料は3.24%(税込)です。

月額固定費

Webプランにおける「VEGA3000」端末のLTE回線利用の場合は、別途SIM利用料が発生します。(月額693円(税込))

振込手数料

振込手数料も0円で利用可能です。

d払い

d払いロゴ

d払いは、支払いに利用することでdポイントを貯めることができたり、ドコモユーザーであれば毎月の携帯料金にd払いの料金を合算することが可能なスマホ決済サービスです。

店舗側も料金負担が少なく、知名度の高い支払い方法であることからメリットが多いのも特徴と言えるでしょう。

d払いの手数料

d払いの手数料について解説します。

導入手数料

d払いを導入する上で発生する費用はありません。

決済手数料

2021年3月31日までは、「決済手数料0円」となるキャンペーンを実施しています。
キャンペーンが適用されない場合は、3.24%(税込)の決済手数料が発生することを覚えておきましょう。

月額固定費

d払いを導入したことによる月額固定費は発生しません。

振込手数料

d払いは加盟店が支払う振込手数料は発生しません。

au PAY

au PAY

au PAYは、知名度の高いスマホ決済サービスです。利用する側にとっても、Pontaポイントを貯めることができるため大変人気のサービスです。

店舗側にとっても申し込みがWebで完結し、最短1週間で導入できることもメリットです。

au PAYの手数料

au PAYの手数料について説明します。

導入手数料

au PAYでは導入手数料は発生しません。

決済手数料

au PAYの決済手数料は2021年7月31日まで無料です。
2021年8月以降は3.25%の決済手数料が発生する可能性があります。

月額固定費

au PAY導入後の月額固定費はかかりません。

振込手数料

au PAYにおける入金手数料は発生しません。

スマレジ

スマレジロゴ

スマホ決済のほかにも、店舗全体の経営管理などを助ける機能を多く備えており、総合的な店舗運営を行いたい方におすすめのサービスです。

売上分析から予算管理など、店舗を運営する上での作業を効率化する機能が充実しているのがメリットとなっています。

スマレジの手数料

スマレジの手数料について説明します。

導入手数料

スマレジを導入する際に発生する初期費用はかかりません。

決済手数料

スマレジは、スマレジペイメント、楽天ペイ、ペイメントマスター、STORES、Square、JMSの決済サービスに対応しています。

決済手数料は利用するサービスによって異なることを覚えておきましょう。

月額固定費

スマレジの月額固定費は利用するプランによって異なります。

スタンダードプラン:0円
プレミアムプラン:4,400円(税込)
プレミアムプラスプラン:7,700円(税込)
フードビジネスプラン:11,000円(税込)
リテールビジネスプラン:13,200円(税込)

振込手数料

スマレジは、スマレジペイメント、楽天ペイ、ペイメントマスター、STORES、Square、JMSに対応していることから、利用する決済によって手数料は異なることを覚えておきましょう。

スマホ決済の手数料を抑えるポイントは?

スマホ決済の手数料を抑えるポイントは?

スマホ決済サービスは、サービスの利用者数を増やしたいという会社側の戦略からあえて決済手数料を取っていないサービスもあります。

まずはこのようなサービスをお試しでスタートすることで費用を掛けずに、キャッシュレス層も取り込めるため、おすすめです。

初期費用、決済手数料だけでなく入金手数料も0円

スマホ決済導入サービスを手数料で比較しよう

スマホ決済導入サービスを手数料で比較しよう

この記事では、スマホ決済導入サービスを手数料という観点で比較して解説しました。

提供されるサービスによって手数料の有無はさまざまです。それぞれのサービスの特徴をしっかりと捉えた上で、サービスを選定することが大切と言えるでしょう。

キャッシュレス決済店舗導入について詳しくはこちら

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