ネットオークションとフリマアプリの違いは?それぞれのメリット・特徴について解説

不要なものを断捨離したり、おこづかい稼ぎに便利だったりするネットオークションとフリマアプリですが、両者はどう違うのでしょうか。

似ているようで異なる両者の違いとメリットやデメリット、利用者の違いや出品される商品の特徴についてご紹介します。

ネットオークションとフリマアプリの違いとは?


パソコンやスマホで気軽に利用できるネットオークションとフリマアプリはどう違うのでしょうか。

一見して要らないものや売りたい物を出品して購入者を待つというシステムのためどちらも変わらないように思えます。

確かに似ている部分も多いのですが、大きな違いもあるため両者の特徴を理解して使い分けたいものです。

ネットオークションとは

まず、ネットオークションというのはオークション制度を利用するシステムです。
オークションは一定の期間を設けたうえで、欲しい人たちが値段を競り合わせていくため最終的な価格はいくらになるか分かりません。

スタート価格は自分で希望の価格を設定することもできますし、1円スタートなど落札したい人たちに人気の方法を選択することもできます。

また、オークションの開始時刻や終了時刻も自由に設定できるのが一般的です。

落札をしてもらうには戦略も必要で、出品価格をいくらにするか、終了時間をいつにするかのタイミングなどの設定がポイントです。

フリマアプリとは

一方、フリマアプリは値段を競り合わせるのではなく、出品者が決めた価格や条件で売ることができ、購入希望者が現れるのを待つシステムです。
なかなか売れなければ値段を下げたりも自由です。

ネットオークションのメリット・デメリット


ネットオークションでは自分が不要なものや価値が分からないもの、価値を見出せないものであっても思わぬ高値で落札されることがあります。

自分にとっては必要ないものであっても、コレクターにとっては価値あるものであることも少なくないからです。

ブランド品や流通量が少ない希少品、自分では価値がよく分からないものなどを売ってみると思わぬ値段がつくことがメリットといえるでしょう。

一方、期間内に誰も落札者が現れなければ売ることはできません。

人気のない商品であったり、価値ある商品であったりしてもなかなか見つけてもらえなければ売れないのがデメリットです。

一度オークションの終了時間が到来しても再出品は可能です。

また、商品の状態をしっかり説明して出品しないと落札者からクレームが入ることもあるため注意しましょう。

代金の不払いや、逆に代金を払ったのに商品が送られてこないというトラブルを防ぐため、補償制度や安心のシステムが用意されているネットオークションを利用するとよいでしょう。

フリマアプリのメリット・デメリット


フリマアプリはオークションのように戦略などを考えず、自分の希望価格で売ることが可能です。

オークションでは価値あるものやレア物、購入したものの未使用の商品や状態のよい商品、コレクターに人気の商品などが売れやすいのですが、フリマアプリでは一般的な量産品や使い古した品などでも売れやすいのがメリットです。

たとえば、古着や年季が入ったアイテムであっても、その旨をきちんと紹介し、値段も相応に設定すれば買ってくれる人が現れるかもしれません。

ただ捨てるよりおこづかいが入る分お得で、使い終わった物をゴミにすることなく活用してもらえるため、エコで環境にも優しい方法です。

デメリットとしてはなかなか売れないこともあることや、見つけてもらったり、購入者からの信頼を得るまで時間がかかったりすることが挙げられます。

また、アプリのサービスやシステムによっては代金の不払いや、発送後に商品にクレームがついてトラブルになることもあるため注意しましょう。

利用者、商品の違いはあるの?


ネットオークションでは一般個人のほか、お店や業者のプロが利用しているケースも少なくありません。
商品を販売しているネットショップが話題を集めるためにオークションに出品したり、抱えている在庫やアウトレット品、シーズンオフの品などを出品したりするケースもあります。

また、古物商や古美術商などが買い取った価値ある品やレア商品、コレクション品をオークションにかけていることもあります。

一方、フリマアプリの利用者は一般個人が多く、普段使っているような品や格安の品、不用品を売るケースが多く見られます。

学生やOL、主婦をはじめ、最近ではシニアの利用者も増えてきました。

断捨離や生前整理、遺品整理の手段として活用されている利用者も多いです。

健全な利用者がいる一方で、悪質なユーザーや本来個人間の売買が禁止されているような商品を出品する利用者もいるため注意が必要です。

日本での流通が禁止されている医薬品や密輸禁止の動物、経費計上に不正利用ができるレシートを出品したり、偽物を本物と偽って出品したり、自分しか利用できない資格者のピンバッチなどを売ったりするケースも見かけられます。

ネットオークションは出品規約や基準も厳しく、プロの業者も利用するなどユーザー―どうしの監視の目があるなど、不法品や違法品は排除されやすいです。

また、競り合いなので価値のないものや偽物には値段がつかないなど落札者の目も監視の役割を果たしています。

もちろん、偽物に騙されるケースや受け渡しのトラブルがないわけではありません。

価格帯が高いものや高級品も多いため落札者も慎重になり、トラブル回避のための防御機能が働きやすいです。

一方、フリマアプリは専門知識などもない一般利用者が気軽に売買に参加でき、価格帯も安いものが多いため思わず買ってしまって損をしたり、不正品や粗悪品を掴まされたりするケースもあります。

出品数も多く、監視の目も行き届かないケースが多いため気をつけましょう。

ネットオークションとフリマアプリの特徴を知り便利、お得に活用しよう


ネットオークションは一定期間における競り合いにより価格が決まり、プロの業者の出品も多く、価値ある高価品やレア品、コレクション品などの出品が多いのが特徴です。

一方、フリマアプリは一般的な不用品や使い古したものでも気軽に売れて気軽に買えるのが魅力ですが、不正な品なども紛れこむことがあるため注意しましょう。

おすすめの記事