ロボアドバイザー「THEO(テオ)」は投資初心者に優しいサービスですが、残念ながら「自分に合わなかったから解約したい」と思う方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、THEOの口座を解約するときは注意するポイントがいくつかあります。
今回は、THEOの口座解約で後悔しないための方法を解説します。
TEHO(テオ)を解約せずに口座から出金する場合の注意点
ロボアドバイザーTHEOは最低投資額1万円から利用できる便利なサービスです。
しかし「すでに10万円以上入金した」という人が出金する場合は注意が必要。
THEOは預かり資産が10万円を下回った場合、自動的に口座解約による全額出金となるシステムを採用しています。
例)THEOの預かり資産が12万円で3万円を出金したい→預かり資産が12万円ー3万円=9万円となり10万円を下回ったので口座解約
THEOユーザーの中には「少しだけ出金したい」という人もいると思います。
口座解約を希望しないなら、預かり資産が10万円以上となるように調整することが必須です。
TEHO(テオ)を解約する方法
ロボアドバイザーTHEOを解約する方法は下記の通りです。
解約方法
- 「出金」を選択
- 画面下の「全額を出金したい方はこちら」を選択
- 「口座解約を申し込む」を選択
- 口座解約の再確認画面が表示される
- 口座解約を選択
利用開始の手続きは少し面倒なTHEOですが、解約作業はすぐに完了します。
また解約手数料も発生しないので、運用実績がプラスの場合「元金+利益」が後日振り込まれる仕組みです。
THEOの解約申請から入金されるまでの期間
通常の出金の場合、ロボアドバイザーTHEOは最短3営業日で登録口座に振り込まれます。
しかし口座解約から入金の場合は時間がかかり、約8営業日前後が目安です。
また一律で8営業日前後に振り込まれるわけではなく、8営業日を過ぎても振り込まれない可能性も。
THEOの口座を解約したのにお金が振り込まれる気配がないなら、公式サイトのお問い合わせフォームを利用することをおすすめします。
THEO(テオ)を解約する前に注意したいポイント
ここではロボアドバイザーTHEOを解約するときに注意すべきことを紹介します。
- 書類や損益記録は保存しておく
- 自動積立の設定を停止しておく
- 解約後の再申し込みについて
上記の3点は非常に重要なので、THEOの解約を検討している人はぜひ参考にしてください。
書類や損益記録は保存しておく
口座を解約してロボアドバイザーTHEOの利用を停止すると、損益記録や取引の種類などが全て削除されます。
つまりTHEOを解約すると、確定申告に必要な書類やデータが分からなくなったしまうのです。
特定口座以外で運用をしている人は確定申告が必須なので、損益記録や取引書類などを事前にダウンロードしておくことをおすすめします。
自動積立の設定を停止しておく
ロボアドバイザーTHEOのユーザーの中には、自動積立サービス*を利用している人も多いと思います。
THEOの口座解約時に自動積立も停止しておかないと、解約した後も引き落としが続くので注意が必要です。
また自動積立サービスの引き落とし金額は、引き落とし日の9営業日前に確定します。
無駄なお金を支払わないためにも、9営業日前までに自動積立サービスの利用を停止しておくのがおすすめです。
もし自動積立サービスの停止を忘れてしまった場合は、TEHO公式サイトのお問い合わせフォームで対応してくれるので、返金処理をしてもらいましょう。
*自動積立サービス・・・あらかじめ設定した金額を毎月6、12、20、26日のいずれかに引き落とし(引き落とし日は4つのうち選択可)、TEHOの登録口座に自動で入金するサービス
THEO解約後の申込みは可能?
ロボアドバイザーTHEOは、一度解約してしまうと年内は再契約ができません。
例)2019年4月10日にTHEOを解約→2019年12月31日までTHEOで口座開設ができない
例えば「THEOからウェルスナビに乗り換えた」場合は、翌年まで待たなければ再契約ができないということです。
他のロボアドバイザーを利用したくなったら、年末にTHEOを解約する、解約せずに他のロボアドバイザーを利用するといった方法をおすすめします。
TEHO(テオ)以外のおすすめロボアドバイザー
国内初のロボアドバイザーTHEOは、投資初心者でも満足できるレベルで活用できるサービスですが、「他のロボアドバイザーについて知りたい」という方もいらっしゃるでしょう。
THEO以外でおすすめのロボアドバイザーは「WealthNavi(ウェルスナビ)」と「楽ラップ」です。
WealthNavi(ウェルスナビ)と楽ラップのメリット
- ウェルスナビ:DeTAX(デタックス)がある
- 楽ラップ:楽天ポイントが貯まる
ウェルスナビのDeTAX(デタックス)とは自動税金最適化のことで、その年に負担する税金を先延ばしにして税金を少なくできる機能です。
ウェルスナビが税金を減らせると判断したタイミングで実施してくれるので、ユーザーが作業を行う必要はありません。
楽ラップのメリットは楽天証券を使うことでポイントが貯まること。
楽ラップの各種取引に応じてポイントが貯まっていくので、楽天のヘビーユーザーにおすすめです。
しかしウェルスナビ・楽ラップどちらも最低投資額はTHEOより高額になります。
どのロボアドバイザーがいいか悩んだときは下記の基準で選んでみてください。
選択基準
- ロボアドバイザーを試してみたい→THEO(テオ)
- 利用時の負担を減らしたい→WealthNavi(ウェルスナビ)
- 楽天ユーザーである→楽ラップ
将来のために資産運用はしておいた方が良い!
ロボアドバイザーTHEOの口座を解約する方法はシンプルで、申し込み時よりも簡単に作業が完了します。
しかし注意すべきポイントはいくつかあり、特に下記の3点は要注意。
- 書類や損益記録は保存しておく
- 自動積立の設定を停止しておく
- 解約後の再申し込みについて
また、解約の意思がなくても、THEOの口座に10万円以上の預かり資産がなければ自動的に解約になる点も忘れてはいけません。
資産運用は将来の生活を豊かにするために大切で、THEOに限らずロボアドバイザーを用いた手法は効果的です。
THEOに限らす、ウェルスナビや楽ラップなどロボアドバイザーのバリエーションは豊富に用意されているので、自分に合った運用方法を見つけることをおすすめします。