
米国のBakkt取引所のビットコイン先物は1月リリースで変更はないと報道がありました。ところどころ、明るい前向きなニュースは多く流れているものの、仮想通貨市場全体、苦しい状態が続いています。
ハッシュレートから見るビットコイン(BTC)の動き
こちら、ビットコインのHASHレートなのですが、
出典:Blockchain
順調に落ちてきています。
これはBTCのマイニングを諦めたマイナーが増加してきている証拠です。
今年の秋頃までは価格が下落を続けているのに、マイニング競争は激化を続けていて、矛盾した値動きとなっていました。
ようやく、HASHレートと連動するような値動きになってきて、長らく発生していたダイバージェンスを得て、下降局面に入ったと言えるでしょう。
BTC繁栄のためには必要な時期でもあると思います。仮想通貨業界の景気後退期に該当すると思いますが、どの経済圏でもこのようなタイミングは必ずあります。
ここからブロックチェーンのコンセンサスアルゴリズムも少し見直され、より良いものや、より改善されたものがこの世に出てくるようになるでしょう。
マイナーの競争が沈静化しますと、マイニングの損益分岐点は下がりますから、またどこかのタイミングで切り返すのではないでしょうか。
ただし、採算が合わなくなったマイニング企業から利益確保のための売りが断続的に続くはずですから、12月の決算期までは上値が重いように感じます。
これらのファンダメンタルズを想定した上で、直近のBTC戦略を見ていきましょう。
4時間足は下降チャネルレンジ
出典:GMOコイン
BTC4時間足チャートです。徐々に右肩下がりのチャネルレンジを形成中でして、どこかのタイミングで底が割れるようなフォーメーション形状をしております。
RCI3本とも下方向を向いており、RCI52が0.0を割り込んだタイミングで尚加速しやすい形状になりつつあります。
3本ともマイナス圏で推移すると、トレンドが強くなりやすいため、急落には少々警戒をしておかないといけなくなるのではないでしょうか。
このチャネルレンジ上限はおおよそ46万円台です。新規でFX取引を仕掛ける方はこのプライスをバックに売りポジションを作ると良さそうです。
利食いの目処は40万円手前、コアポジションを残して急落を狙ったポジションも1つは残しておくと良いのではないでしょうか。
40〜46万円のレンジ相場を意識して、ひたすら戻り売りで攻めたいと思います。
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