カード決済に必要な端末とは?CAT端末やPOSレジの違いも解説

店舗でカード決済を導入するという場合に必要になるのが端末です。
カード決済においては、カードを読み取るCAT端末が必要になるというのが一般的です。
ではこのCAT端末とは、いったいどのようなものなのでしょうか?
なぜ必要なのかという疑問にお答えし、POSレジとの違いについても解説します。

カード決済を店舗に導入する方法や費用、手数料は?
おすすめ決済代行サービスやエラーコードの読み方も解説

カード決済にはカードを読み取るCAT端末が必要

カード決済を行なうという場合には、カードを読み取るための機器が必要になります。それがCAT端末というものです。
クレジットカード会社と通信を行い、そのカードが有効であるかどうかを確認します。

信用照会端末と呼ばれることもあり、有効でないカードの場合にはカード決済を行えません。
このように、クレジットカード会社と通信を行う理由としては、不正使用を防止するという目的や、利用限度額を超えての利用を防ぐために行われています。

カード決済の仕組みは?

カード決済を行ったことがあるという方は多いでしょうが、そのカード決済の仕組みについて理解している方は少ないのではないでしょうか。
まず、CAT端末からオンラインで、そのクレジットカード会社と通信を行います。
そこで、本当に利用することができるカードかを照会して、カード会社から問題がないということで承認されてはじめてカード決済ができるという仕組みになっています。
つまり、照会をして不正なカードやその他問題があるという場合には拒絶されカード決済ができないようになっています。

POSレジとは?

POSレジとは、POSシステムが搭載されたレジのことをいいます。このシステムでは、何が、いくらで、いつ、どのくらい売れたかという情報を把握することができます。商品管理や在庫管理、売上分析、売上計算など様々なことを行うことができます。
据え置き型やタブレット型など色々なものがあります。CAT端末の場合にはクレジットカード決済のみに対応するというのがほとんどですが、POSレジでは、売上分析や在庫管理、顧客データの管理など様々なことを行うことができます。

メリットは、さきほどのあげたように様々な事に利用できるという点です。デメリットとしては、持ち運びなどができないという場合が多いということです。
CAT端末であれば、イベントなどでも持ち運ぶことができます。もちろんPOSレジの場合でもタブレット端末などを利用するものであれば持ち運びもできますが、基本的にはCAT端末のほうが軽量であると言えるでしょう。

カード決済に必要なCAT端末を導入する方法は?

カード決済を店舗で行うという場合には、CAT端末が必要であることをご紹介しました。
そのCAT端末を導入する方法には主に下記の2つの方法があります。

カード会社の加盟店になる直接契約方法

カード会社の加盟店となり導入するという直接契約方法というものがあります。この方法は、利用したいカード会社に連絡して、交渉し契約するというものです。
自分の店舗で利用したいカード会社と交渉することができるという反面、デメリットが非常に多いと言われています。
まずそれぞれのカード会社の審査に通過する必要があります。
仮に複数のカード会社と契約できたとしても管理が複雑になってしまうというリスクがあるためです。

決済代行会社経由で契約する方法

決済代行会社経由で契約する方法とは、それぞれのカード会社と交渉して契約をするのではなく、1つの決済代行会社と契約を結び、そこでまとめてカード決済を行なうことです。
この場合、直接契約方式と違い、複数のカードブランドを導入することができます。
また、決済処理方法や入金などの管理も1つにまとめることで楽になります。ただし、契約する会社によって手数料やその他の費用がかかるので注意しましょう。

カード決済の導入は決済代行会社がおすすめ

カード決済を導入する際に必要となるCAT端末、POSレジの特徴、違いについてご紹介しました。
業種によって利用するメリット・デメリットが異なるので、利用シーンに合わせて導入する端末を検討しましょう。
また、契約方法も2つあり、CAT端末を利用するなら決済代行会社経由がおすすめです。
決済代行会社にすれば、1つの契約で複数のカードブランドを利用することができるのでスマートかつ便利に利用ができます。

Coiney(コイニー)

Coiney(コイニー)は、店舗はもちろんオンライン決済にも対応しています。クレジットカード決済、電子マネー決済、WeChatPay決済に対応。
クレジットカード対面決済サービスの名称は「Coineyターミナル」というもので、これは無料アプリと専用のクレジットカード読み取り機器を使用することで決済を行います。
インターネット通信環境があれば日本国内のどこでも対応しているのが魅力です。飲食店や医療、サービスなど色々な分野で導入されています。

対応ブランド Coineyターミナル(対面決済サービス)の場合、Visa、Mastercard、SAISON CARD。対象業者に限り二次審査通過後、JCB、American Express、Diners Club、Discoverも利用可能。
Coineyペイジ(オンライン決済サービス)の場合、Visa、Mastercard
決済手数料 3.24%~3.74%
月額料金 月額固定費はなし
導入にかかる日数(目安) 導入には審査があり、審査によってかかる日数が異なる。
①クレジットカード取扱い一次審査は申込み後、最短2営業日にて通知。
②WeChatPayの取扱い審査は、クレジットカード取扱い一次審査通過後に申込み後、最短3営業日。
③クレジットカード取扱い二次審査は、クレジットカード取扱い一次審査通過後、最短3営業日で通知。
④電子マネー取扱い審査は、クレジットカード取扱い一次審査通過後、7~10営業日にて結果を通知。

Square(スクエア)

Square(スクエア)は、登録料、月額利用料、振込手数料、解約料などがなくとても使いやすいのが特徴です。
また、登録が完了するまでがとてもスピーディーで、最短で申込み当日から決済をスタートさせることが可能。
さらに、経営者にとって嬉しいのが、みずほ銀行や三井住友銀行の口座であれば、決済の翌営業日に売上が入金されること。売上金を素早く回収することができるのが大きなメリットです。
スマホやタブレット端末があれば後は、アプリをダウンロードして無料アカウントを作成し、専用のカードリーダーであるSquare Readerを接続すればカード決済をすることができます。
一般の店舗での利用はもちろん、イベントなどでも利用できます。

対応ブランド VISA、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discover
決済手数料 3.25%~3.95%
月額料金 月額固定費はなし
導入にかかる日数(目安) 最短で、申込み当日からカード決済可能。審査に通過することが条件。

 

Airペイ(エアペイ)

Airペイ(エアペイ)は、iPadもしくはiPhoneにカードリーダー1台を組み合せることで、カード決済を行うことができるサービスです。
月額固定費や振込手数料がかからず、決済手数料も業界最安水準であるのが特徴です。
1台のカードリーダーで、クレジットカード決済、さらに交通系電子マネー、iDやQUICPayにも対応しています。
iPadやiPhoneを準備して、専用のカードリーダーと連携するだけなのでとても簡単です。余計な機器などは必要ないので、レジの周りもすっきりとして好印象。
海外からの観光客が多く訪れる店舗などでも導入されています。

対応ブランド VISA、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discover
iD、QUICPay、Suica、TOICA、Kitaca、manaca、PASMO、はやかけん、ICOCA、SUGOCA、nimoca
決済手数料 3.24%~3.74%
月額料金 月額固定費はなし
導入にかかる日数(目安) 申込みから2週間程度

 

決済代行会社でお得・スマートなキャッシュレス導入を

決済代行会社を利用することで、簡単にさまざまな決済方法を導入することができます。
料金も比較的安く、今後キャッシュレスの推進により導入しておくことで集客力が高まることを見込めばマイナスは生じないのではないでしょうか。

これからキャッシュレス決済の導入を検討している方はスマホ決済も同時に対応しておくことがおすすめです。

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