中国、決済分野の次なるフェーズへ=顔認証
顔認証機能は中国の次世代決済領域の競争分野になるかもしれない。この機能がついた「アリペイ」はすでに300以上の都市で利用可能。

中国、決済分野の次なるフェーズへ=顔認証

SCMPの報道によると、中国の小売業などの店舗は、現在普及しているQRコードの代わりに、「金融認証技術」が搭載した決済アプリケーションの利用を始めている。

1つの例として、アリババの決済アプリ「アリペイ」では、2018年12月に「Dragonfly」という顔認証システムが実装された。顔認証付きのアリペイはすでに300以上にのぼる中国の都市に展開されているという。

この機能の目的は、デジタルウォレットをスマートフォンでかざすよりもより簡単に決済できる面と言われている。

香港の小売ソリューション企業「Tofugear」のアナリストを務めるTiffany Lung氏は、「顔認証は、スマートフォンの必要性をなくすだけでなく、より利便性の高い決済手段を提供することだ」と見解を述べた。

なおLung氏によると、顔認証はWeChatペイとアリペイが市場を獲得ための、次の戦場になると述べている。

おすすめの記事