
資産運用をせず、振り込まれたお給料をそのまま使って生計を立てているという方はほどんどではないでしょうか。
最近では政府により、「老後に備えて2,000万円の貯蓄が必要」という見解出て、以前に比べて老後に対する不安が増しています。
そこで、この記事では資産運用の経験のない方にも参考にしていただけるよう、資産運用を自動で行ってくれるロボアドバイザー(ロボットアドバイザー)と積み立てNISAについて紹介していきます。
ロボアドバイザー(ロボットアドバイザー)とは?
ロボアドバイザーとは、資産配分や商品の選定、発注、リバランスに至るまで、資産運用を自動で行ってくれる資産運用サービスです。
すべて自動資産運用
ロボアドバイザーなら、発注や積立、再投資、リバランスなどをあなたの代わりにすべて自動で資産運用を行ってくれます。
世界中の金融商品に投資できる
ロボアドバイザーは、世界中の金融商品(株式、債券、不動産、金など)にETFを通じて投資できますので、投資初心者の方でも、分散投資を確実に実行することができます。
リバランス自動管理
運用開始時に最適なポートフォリオを構築しても、銘柄ごとに値動きが異なるため、時間の経過とともにポートフォリオ内の配分比率は変化してしまいます。ポートフォリオは、定期的に最適な配分に戻す「リバランス」が重要となります。
ロボアドバイザーは継続的にポートフォリオのモニタリングを行い、ポートフォリオのバランスが崩れた場合にリバランスを行うことができます。
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積み立て(つみたて)NISAとは?
積み立て(つみたて)NISAとは、特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。
積み立てNISAの対象商品は、手数料が低水準、頻繁に分配金が支払われないなど、長期・積立・分散投資に適した公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されており、投資初心者をはじめ幅広い年代の方にとって利用しやすい仕組みとなっています
積み立てNISAは2037年まで
現在、積み立てNISAは2037年までの制度とされていますので、投資信託の購入を行うことができるのは2037年までです。
2037年中に購入した投資信託についても20年間(2056年まで)非課税で保有することができます。
年間積み立て金額は40万円
なお、積み立てNISAで購入できる金額(非課税投資枠)は年間40万円までです。その年の非課税投資枠の未使用分があっても、翌年以降に繰り越すことはできません。
ロボアドバイザーと積み立て(つみたて)NISAを徹底比較
以下の項目でロボアドバイザーと積み立てNISAの2つの視点で紹介しつつ比較してください。
運用期間
運用期間はそれぞれで異なるので、自分の目標に合わせて無理なく続けられるサービスを選びましょう。
ロボアドバイザー
ロボアドバイザーの運用期間には、制限がありません。あなたがロボアドバイザーの運用に満足しているのであれば、何年、何十年と続けても構いません。そこがロボアドバイザーのメリットといえます。
ロボアドバイザーはAIによる運用アドバイスですから、市場の状況を見ながら適切なポートフォリオのアドバイスをしてくれます。そのアドバイスがあなたにとって納得的であり、満足のいくパフォーマンスを出しているのであれば、ロボアドバイザーによる運用を継続した方が良いと思われます。
積み立てNISA
積み立てNISAでは、毎年40万円を上限として一定の投資信託が購入可能です。
各年に購入した投資信託を保有している間に得た分配金と、値上がりした後に売却して得た利益が購入した年から数えて20年間、課税されません。非課税で保有できる投資総額は最大800万円となります。
非課税期間の20年間が終了したときには、NISA口座以外の課税口座(一般口座や特定口座)に払い出されます。
手数料
銘柄によって異なりますが、ロボアドバイザーと積み立てNISAの手数料の比較をしていきます。
ロボアドバイザー
ロボアドバイザーの手数料は、おおよそ資産運用残高の1%となります。
積み立てNISA
それに引き替え、積み立てNISAの手数料はS&P500指数への投資ならば、0.1%程度の手数料で済みます。
銘柄・商品
銘柄や商品も、ロボアドバイザーど積み立てNISAではかなりの違いがあります。
ロボアドバイザー
ロバアドバイザーは、さまざまな商品を選ぶことができます。
そのときの市況に合わせて、適切なポートフォリオを組み、それに応じた商品を選択します。
積み立てNISA
積み立てNISAの対象商品は、金融庁によって決められています。
2020年4月1時点では、181本の商品が積み立てNISAの対象になっています。
税金
税金の有無では、かなりの差が生まれます。
税金についてもしっかり理解し、サービスを選ぶポイントにしてみてください。
ロボアドバイザー
税金ですが、ロボアドバイザーの場合は、売買に関して利益が出た場合にはその利益の20%を納税する必要があります。
積み立てNISA
なお、積み立てNISAの場合は、年間40万円という制限がありますが、その売却益に関しては税金がかかりません。
それが積み立てNISAの最大のメリットといえます。
年間40万円ですが、20年間の間積み立てをすることが認められています。
投資金額
手持ちの資産によっては、利用できるサービスも変わってきます。
私生活に影響が出ないように慎重に判断していくのも重要です。
ロボアドバイザー
投資金額については、ロボアドバイザーに投資する人については特に制限はありません。一般的に、証券会社に預ける金額が多ければ多いほどロボアドバイザーの手数料は小さくなる傾向にあります。
積み立てNISA
積み立てNISAの場合、投資期間は20年間に制限されています。この期間の間での売買には、一切の税金はかかりません。しかし、この期間を超えてしまうと売買に関して通常の税金がかかってしまうというデメリットがあります。
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ロボアドバイザーはどんな人におすすめ?
ロボアドバイザーが向いている方の特徴について紹介していきます。
運用先に迷っている
ロボアドバイザーの運用に向いている人は、ある程度の資産を持っているけれども、運用先に迷っている方です。言い換えれば、富裕層に属する方にとっての運用方法としては非常に向いていると思います。
ロボアドバイザーは、運用者の年齢なども考えて資産ポートフォリオの組み替えを行ってくれます。例えば、年齢が若いときにはリスクの高い株式の割合を高くし、年齢が高くなると株式の比率を減らし債券の比率を増やしてくれます。
自分の人生に沿った形でアドバイスしてくれるのが、ロボアドバイザーのメリットといえます。
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積み立て(つみたて)NISAはどんな人におすすめ?
どんな方が積み立てNISAに向いているか紹介します。
年齢が若い方
積み立てNISAは、50~60代というよりは、30代ぐらいの若い方が老後のために資産を形成するのに向いています。
また、年間で40万円しか積み立てできないという点からも若いうちからコツコツと、できるだけ長期間で積み立てるのがおすすめです。
ロボアドバイザーと積み立て(つみたて)NISAを比較して自分に合った投資を選ぼう!
これまで、ロボアドバイザーと積み立てNISAの比較をしてきましたが、どちらにもメリットやデメリットがあります。
積み立てNISAは非課税なのですが、金額も決まっているので若いうちからコツコツと積み立てる方には向いています。
また、ロボアドバイザーはある程度資金があり相場状況に応じてポートフォリオを機動的に変えた方がリターンが大きくなる考えられます。
運用資産が1,000万円を超える人にとっては、ロボアドバイザーによる運用がおすすめです。
この記事を参考に、自分にはどのサービスが向いているのか慎重に決めていきましょう。
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