
マネックス証券で口座を開設したものの、どうやって商品を買えば良いのか分からないというようなお悩みにお答えするために、この記事ではマネックス証券における少額投資非課税制度=つみたてNISAを対象にした投資信託の買い方について紹介します。
これからマネックス証券で投資信託を始める方はぜひ参考にしてください。
本ページの情報は2020年12月時点のものです。最新情報はマネックス証券公式サイトにてご確認ください。
マネックス証券のつみたてNISAの買い方は?
つみたてNISAを始めるにはマネックス証券の総合口座とは別につみたてNISA用の口座を開設する必要があります。すでにつみたてNISA口座をお持ちの方は以下の手順で積立設定を行ってください。
投資信託申込・積立方法
- マネックス証券にログインし、「NISA口座ログイン」をクリック
- 投資信託カテゴリにある「買い注文・銘柄一覧」を選択
- ファンド名称の一部を入力して検索後、該当するファンドの「積立申込」を選ぶ
- 目論見書の「投資信託説明書」および「目論見書補完書面等」を確認し、「積立申込」をクリック
- 積立資金の引落口座を選択(おすすめは「自動つみたて」)
- 毎月の買付額・買付日、ボーナス付きの設定を入力して「次へ」
- 入力内容を確認し「実行」をクリック
引落口座を「自動つみたて」に選択した方は、続いて「定期自動入金」を設定します。「自動入金」については後ほど紹介します。
定期自動入金申込方法
- 入出金タブをクリックし「定期自動入金申込」へ進む
- 口座振替を申し込む
- 入金内容を入力し、「実行する」をクリックして完了
以上で定期積立の設定は完了です。
マネックス証券のつみたてNISAのNISA非課税枠使い切り設定とは?
非課税使い切り設定とは、つみたてNISAにおける年間の非課税投資枠を満額まで使い切る設定です。積み立てによる買付時に、非課税投資枠が買付金額より少ない場合、残りの非課税枠の範囲内で積み立て買付を行なってくれます。
使い切り設定を行わないと投資枠が少ない時に積み立て買付が発注されず、非課税枠が余ってしまうことがあります。つみたてNISAを毎年満額積み立てたい方は、ぜひ設定することをおすすめします。
非課税枠使い切り設定方法
非課税枠使い切り設定は、マネックス証券ログイン後マイページから「保有残高・口座管理 」>「登録内容の確認・変更」>「登録情報照会」 の「NISA非課税投資枠使い切り設定」の項目を「適用する」に設定すると利用することができます。
なお、非課税枠不足で買付が行われなかった申込みでも、年が替わり新たな非課税枠が付与されると、買付余力がある注文については買付が再開されます。
非課税枠使い切り設定は自動つみたてのみ有効です。その他引落方法を選択している場合は適用することができませんのでご注意ください。
マネックス証券の積立頻度は?
マネックス証券の総合口座では積立頻度を毎日/毎月のどちらかから選択することができます。
それぞれの特徴やメリットなどを紹介しますので、総合口座とつみたてNISA口座を使い分けるなど、ご自身の投資方針に沿って選択してください。
毎日つみたて
マネックス証券で毎日一定の金額で買付を行う毎日つみたては、ファンド休業日を除き指定した金額を毎日購入する買付方法です。マネックス証券では「毎日つみたて 日額指定」とも言われます。
マネックス証券の最低申込金額は100円からですので、1週間約500円、1ヶ月約2,000円から積立投資を始めることができますが、この設定は総合口座のみ可能です。
つみたてNISA口座では指定金額の毎日つみたてが設定できない
マネックス証券のつみたてNISA口座では指定金額の毎日つみたてが設定できません。
しかし1ヶ月の指定購入金額を、その月のファンド営業日の日数で按分した金額を毎日買い付ける「毎日つみたて 月額指定」という方法であれば、毎日ファンドを購入することが可能です。こちらは最低入金額が原則2,300円(23営業日分)となっていますのでリスク分散の観点から毎日買付を行いたいという方はこちらの方法を検討してみてください。
また、「毎日つみたて 日額指定」はつみたてNISAの非課税枠以上に投信積立を行う際、総合口座と併用した積立方法としても検討する余地があります。
毎月つみたて
毎月つみたては積立投資で一般的な購入方法です。先に紹介した自動入金と併せて設定した場合、引落口座に資金がある限り買付を行ってくれますので、投資にあまり時間を割きたくないという忙しい方にぴったりの積立方法です。
毎月つみたてでは毎月の買付日を指定することができますが、買付日が非営業日または該当する日付が存在しない場合、以下の点にご注意ください。
買付日の変動や非課税枠の余剰を避けるためにも、毎月の買付設定日は上旬から中旬ごろをおすすめします。
該当する日付が存在しない場合
原則として当月最終日が買付日、最終日が非営業日の場合、翌月第一ファンド営業日に買付となります。
該当する日付が存在しない場合の例
買付日を毎月30日に設定した場合、30日のない2月は最終日の28日に買付となります。ただし同28日が非営業日だった場合3月の第一営業日に買付となります。
マネックス証券のつみたて定期自動入金とは?
定期自動入金とは、あらかじめ指定した金融機関から毎月1回、マネックス証券の総合口座に無料で設定金額を入金する方法です。
証券口座への入金の手間が省けますので、積立用口座の資金不足による積立失敗を防ぐことができます。設定はつみたてNISAでの毎月購入との併用をおすすめします。
自動入金の引き落としは毎月27日となっており、引き落としの12営業日前までに申込が完了すれば、当月の27日に初回入金として引き落とされます。初回入金日より前に資金が必要な場合は、マネックス証券提携の金融機関を利用したオンライン入金か、銀行振込で対応可能です。
自動入金サービスの利用には口座振替申込が必要です。対象となる金融機関は都市銀行を始めほとんど利用可能ですので、詳しくはマネックス証券公式ホームページをご覧ください。
マネックス証券のつみたてNISAの買い方の変更方法は?
つみたてNISAを始めてしばらく経つと、株式相場や投資スタイルの変化により購入銘柄や積立金額を変更したくなることがあります。ここではその変更方法について紹介します。
マネックス証券のつみたてNISAの銘柄(商品)変更方法
マネックス証券ログイン後「投信・積立」>「投信つみたて申込状況」から現在の申し込み設定を一旦取り消して新規に申し込みすれば設定完了です。
つみたてNISAは長期投資が前提ですので、基本的には銘柄の変更はあまり想定されていません。銘柄を変更すると新規購入の取り扱いになり、非課税枠の範囲内で改めて設定を行う必要がありますが、たとえ購入済みの投資信託を売却しても非課税枠は戻りませんので、この点をよく理解した上で銘柄変更を行ってください。
一般的な個別株の売買とは異なり、銘柄を変更するたび時間を味方につけた積立投資の複利効果が薄れますので、つみたてNISAでの銘柄選定は慎重に行いましょう。
マネックス証券のつみたてNISAの金額・口座区分(特定/一般)変更方法
積立金額・口座区分の変更は、銘柄変更同様マイページの「投信つみたて申込状況」から「訂正」を選択して手続きを行ってください。
なお、証券会社ではNISA用の口座以外に総合口座も併せて開設する必要があります。特に確定申告をする必要がない場合は特定口座の「源泉徴収あり」を選べば問題ありません。また、つみたてNISAは非課税ですので基本的に確定申告の必要はありません。
マネックス証券のつみたてNISAの買い方をマスターしよう
この記事ではマネックス証券でのつみたてNISAの買い方とその他トピックスについて紹介しました。銘柄選定さえ行えば、あとは「非課税枠使い切り」や「自動入金」などの便利な設定を使って自動で積立投資を進めるだけです。
マネックス証券のつみたてNISAの買い方をマスターして、ぜひ資産を拡大させましょう。