スリッポン専門ブランド「STANCLAN」が描く、“ありのまま”の自分

nanase

シンプルなデザインで、いつでも気軽に、どこへでも履いて行けるスリッポン。
「気負うことなく、ありのままの姿で一歩を踏み出してほしい。」そんな温かい想いを込めた、STANCLANの「ZUPPA」は、サステイナブルな社会の実現に向けた、モノづくりの一環です。

今回、ZUPPAを着用したコーディネートに身を包んだモデルの滝澤咲子さん。STANCLANを立ち上げた石黒さんと中原さんを訪ね、ブランドコンセプトや「ZUPPA」の魅力についてお話を伺いました。サステナブルな取り組みに対する、作り手の真摯な想いをたっぷりとお届けしていきます。

STANCLAN×SAKIKO TAKIZAWA
― Interview ―

［Navigator］

滝澤咲子さん
インスタグラム：＠sakiko_takizawa
モデルや女優として、ファッションショーやテレビCMなどで活躍。フェミニンからクール系まで幅広いスタイルを着こなす。街歩きに使えるZUPPAのスリッポンに興味津々！

＼服装やシーンに合わせて、色違いも揃えたくなりそう！／

“Easy Wear,Easy Go.”
『気軽に履いて、気楽に行け。』

STANCLANのコンセプト。
自分のやりたいことや興味のあることを始める、一歩を踏み出す人々へのエールの言葉です。

「スリッポン専門ブランドだからこそ、カラーや素材のバリエーションを広げることでスリッポンの可能性を追求しています」と、笑顔を見せてくれた石黒さん。コーディネートやその日の気分、シーンに合わせて選んでほしいから、黒や白、緑や紫といったカラフルな展開なんですね。そしてZUPPAのラインナップは、「キャンバス」と「スウェード」。選ぶ種類によって、上品にもカジュアルにも見えるところも魅力的です。

素材の調達先から縫製工場、検品所、輸出入の管理、物流倉庫は、自分たちで直接見て決めているそう。作業の丁寧さ、その場の雰囲気、長く関係性を保っていけるかなど、細部まで徹底するこだわりぶりに脱帽します。

＼踏んでもいいように、折れ目がついてるなんて新鮮！／

最大の特徴は、「かかとが踏める」こと。踏んだときにシワにならないように、かかとの布地を切り替え、折れる部分にあらかじめ縫い目がくるように設計されています。

石黒さんは従来のスリッポンに対し、新たなイメージを提案するZUPPAへの想いを話します。
「もともとスリッポンって、肩肘張らずに履けるところが魅力。気取らないカジュアルさを深く追求することで、より“気軽に履けて、気楽に歩ける”ものであってほしいと思ったんです」

スニーカーの歴史の中でも古くから用いられる、
「バルカナイズ製法」を採用して、美しいシルエットを実現。

仕上がりのクオリティを左右する製造工場は、モノづくりに対する姿勢や想いを共有できるパートナーのような存在。自分たちの納得がいくシルエットを追い求め、なんと中国まで工場を探しに行ったのだそうです。

スリッポンはスニーカーに比べて生地の切り替えが少ない分、生地の質の高さが際立ちます。ZUPPAは国産の素材にこだわっており、水洗いできるところも長所ですよ。

スリッポンって、“ちょっとそこまで”の靴として履くのにぴったりのイメージ。でもZUPPAなら、素材の見せ方やシルエットの出し方にもこだわっているから、デートやレジャーなどでも活躍してくれそうです。きれいめなファッションでまとめたビジネスシーンでも、気兼ねなく履けちゃいますよ。

＼サステイナブルを実感するキッカケになりそう／

「サステイナブルな素材を使ったモノづくりも、そういった商品を愛用することも、
サステイナブルな取り組みの一つだと思います」と、中原さん。STANCLANのモノづくりを通じて、サステイナブルな取り組みに共感する人が増えていくことがやりがいなのだそうです。

言葉は知っているけど、「自分の生活にどんな関係があるのか分からない」という人も少なくないはず。ZUPPAを手に取ることで、気軽に「サステイナブル」とかかわる一つのキッカケにもなりそうですね。

何をするにも、始めは勇気と覚悟がいるもの。「サステイナブルなモノづくり」をブランドの理念にするという大きな一歩を踏み出せたのは、中原さんが経験したボランティア活動があったからだと言います。

「自分の気持ちの根源が、“優しさ”でも“偽善”でも関係ない。この一歩を踏み出したことを喜んでくれる方々がいると気づいたことで、STANCLANを通してサステイナブルを広める勇気が出ました」

構想から発売まで、約1年半かかったというZUPPA。「ただ時間をかければいいという訳ではないですが…」と前置きながらも、うれしそうに話してくれた石黒さんと中原さん。

「間違いなく、たくさんの情熱と愛情を注いできた僕たちの宝物。僕たちの想いに共感してくれた方に手に取っていただき、一つのものに対して思い入れを持って履いていただける方にとって大切な一足になれたらうれしいです」

今や、世の中に欠かせないワードになった「サステイナブル」。何か取り組みをしたいけど、なかなか前に進めなかったという方も少なくないはず。持続可能な社会の実現のためには、きっと一人ひとりが“意識すること”が大切です。石黒さんや中原さんの想いをのせたSTANCLANのZUPPAを履いたら、まずは気負うことなく、気楽に歩いてみてはいかがでしょう。いつもの道を踏み出す一歩でも、きっと大きな意味があるに違いありません。