
スイスのチューリッヒに本社のあるファルコンプライベートバンク(Falcon Private Bank)が6月27日、同社の提供している取引及びカストディサービスを行っている暗号資産(仮想通貨)にXRPとステラ(XLM)を追加したことをツイッターの公式アカウントで発表した。
同銀行はこれまでビットコイン(BTC)とビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)の4銘柄を取り扱っていた。XRPとステラが追加されたことで、合計6銘柄を取り扱うことになる。今回の新たな銘柄の追加について同銀行の公式アカウントは、XRPとステラの取引とカストディを紹介することを誇りに思うとコメントした。
50年以上の歴史を持つ銀行にXRPが追加
ファルコンプライベートバンクは、チューリッヒ以外にも中東のドバイと欧州のルクセンブルクにも拠点を構えている。50年以上の歴史を持っており、クライアントを第一にした経営方針を維持している。
ファルコンプライベートバンクは仮想通貨が合法的な資産として保障されるべきだと考えており、同銀行が提供しているポートフォリオは財務申告に使用できる。また同銀行で保管されている仮想通貨は、独立したセキュリティ会社によって監査された独自のカストディソリューションにより保護されている。
カストディとは
カストディとは有価証券などの資産の管理・運用を意味する。管理の中には資産を紛失した時の補填も含まれる。アメリカの仮想通貨取引所コインベース(Coinbase)は、2018年10月にニューヨーク州からコインベースのカストディ部門であるコインベースカストディトラスト(Coinbase Custody Trust)の設立を許可された。
40銘柄の管理を検討していたが、この段階で許可されたされたのはビットコインとビットコインキャッシュ、イーサリアム、イーサリアムクラシック、XRP、ライトコインの6銘柄だった。2019年6月にツイッター上にあるコインベースカストディのアカウントの発表では、預かっている資産が13億ドル(約1,400億円)に到達、間もなく20億ドル(約2,160億円)に達するだろうという見解を示している。
コインベース以外には、アメリカのカリフォルニア州を拠点にしている仮想通貨取引所であるビットゴー(BitGo)もカストディサービスを開始している。ビットゴーはイギリスの世界的保険会社であるロイズ(Lloyd’s)によって提供された保険に入っている。この保険では、第三者によるハッキングや秘密鍵のコピー・盗用、あるいは従業員及び役員による搾取不正行為などに対して1億ドル支払われることになっている。
参考
・Falcon Private Bank
・Coinbase Custody Twitter
・BitGo
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文:かにたま