ポイントサイトで稼ぐなら確定申告についても知っておこう!

「ポイ活」と「確定申告」というとまったく関係がないように思えるのですが、実はこの2つは関係があるのです。
アプリを開いて1ポイントを獲得した程度では、必要はありませんがある程度まとまったポイントを得ている人は関係してくる可能性があります。
そこでここではポイ活と確定申告の関係について紹介していきたいと思います。

ポイントについて詳しくはこちら

ポイントサイトとは?


ポイントサイトは、アンケートやゲームなどをしてポイントを貯めることができるサイトです。また、広告をクリックしたり、クレジットカードを発行することにより報酬のポイントを受け取ることができます。さらに、普段利用しているネットショッピングと提携している場合は、ポイントサイトを経由して商品を購入することで、ショップからとポイントサイトからの両方からポイントを得ることができるというお得さが人気です。

ポイントは日常生活で貯めれる

また、買い物をしたりサービスを利用したりすることでポイントを得るものが中心でしたが、最近ではミニゲームをしたり、店などに予約したり、アンケートに答えたりすることでもポイントを得ることができるようになっています。
なかでもサイトを経由して高額な商品を購入したり、クレジットカードを作成したりすると高いポイント還元率となるため、かなりお得となるのが特徴と言えます。
ここで貯めたポイントは以下のように交換することができます。

・ポイントサイトに掲載されている景品と交換する
・他のポイントと交換する
・現金化する
・マイルと交換する

ポイントサイトは確定申告は必要?


確定申告とは「所得に対してかかる税金」の額を計算して、税金を支払うという手続きのことをいいます。

確定申告をする必要がある人

確定申告をする必要があるのは、以下のようなときです。

・配当所得があった人
・不動産所得があった人
・事業所得があった人(個人事業主)
・給与所得があった人(サラリーマンでも確定申告が必要な場合も。後述)
・退職所得があった人
・譲渡所得があった人
・山林所得があった人
・一時所得があった人
・雑所得があった人(年金、事業的規模でない副業による所得などがある場合)

これらを見ていくと、大きな買い物をしていない一般的なサラリーマンは確定申告をする必要はないということになります。

サラリーマンで確定申告な場合

サラリーマンが確定申告をする必要がある場合は以下のようなときです。

・給与収入が2,000万円を超えている場合
・2ヵ所以上の会社から給与を受け取っている場合
・配当所得や不動産所得などの副業所得が20万円を超える場合
・医療費控除、雑損控除などを受ける場合
・住宅ローン控除を初めて受ける場合(2年目以降は年末調整で行う)
・その年の途中で退職し、再就職しておらず、年末調整を受けられない場合
・ふるさと納税の納付先自治体が6ヵ所以上の場合

ポイントサイトで確定申告が関係してくるのは、このうちの「配当所得や不動産所得などの副業所得が20万円を超える場合」です。
ポイントサイトないでミニゲームやアンケート、広告視聴などによって稼いだ金額が「20万円」を超えると課税の対象となるのです。
これはポイントサイト内でポイントを獲得しただけでは課税はされません。
貯めたポイントを現金や電子マネーなどに交換をした時点で課税の対象となります。
これはそうして得た現金や電子マネーが「一時所得」「雑所得」として判断されるためです。
つまり「ポイントサイトで20万円以上稼いだかどうか」がラインとなるのです。
また、この金額は副業収入の合計ですので、不動産所得など他の収入がある人などは20万円というラインを越えやすくなるので注意が必要となります。

一時所得

一時所得と雑所得の違いがわかりにくい部分があるのですが、ここでいう一時所得とは給料のようにある程度定期的に入ってくる収入ではなく、「一時的に」得られる収入のことを指します。
簡単に言えば「臨時収入」のようなものです。

臨時収入の例

・懸賞金
・競馬や競艇などの払戻金
・保険金や満額返戻金 など

つまりポイントサイトで貯めたポイントを現金化したものが、「一時所得」として判断されるということになるのです。
これは給与所得がある人であれば「20万円以上」、無職や専業主婦の場合は「38万円以上」の場合に適用されます。

雑所得

ここでいう雑所得は「他に分類することができない所得のすべて」ということになります。

雑収入の例

・講演料、原稿料、印税など
・公的年金
・ネットなどを利用して得た収入
・仮想通貨やFX など

ポイントサイトはこのうちの「ネットなどを利用して得た収入」に当てはまるのです。
ポイントを貯めている時点では問題ありませんが、現金や電子マネーに交換した時点で収入と見なされることになります。
この場合は年間で「50万円以上」が対象となります。

確定申告の方法


では実際に確定申告を行うには大きく分けると3つの方法があります。

・税務署に必要書類を郵送する
・作成した必要書類を直接税務署に持ち込む
・e-taxを使ってオンラインで提出する

ここではそれらを含めた確定申告の方法を紹介していきます。

確定申告の手順

まず確定申告に必要な書類を準備していきます。
Web上の「確定申告書等作成コーナー」を利用すると簡単に申告書を作成することができます。
申告書が作成できれば、それをe-taxを利用して送信する、印刷して郵送する、印刷したものを税務署に持ち込むという方法で提出すれば完了です。

確定申告の必要書類

確定申告を行う際に必要な書類

・確定申告書
・給与所得などの源泉徴収票
・医療費などの領収書など

申告内容によって必要なものが変わる場合がありますので、不明な点は税務署に質問してみると良いでしょう。

ポイントサイトの確定申告で気を付けたいこと


ポイントサイトで得た収入を確定申告する際にはいくつか注意したいことがあります。
間違えたやり方でしてしまうと損をしてしまうことがあるからです。

使用したポイントのみを確定申告

まず重要なのはポイントは貯めているだけでは確定申告を行う必要はないということです。
あくまでも貯めたポイントを現金や電子マネーに交換した分が対象となりますので、自分が保有しているポイントをすべて申告する必要はありません。
交換に使用した分だけのポイントを申告することで正確に必要分を申告することができるでしょう。

こまめに記録を付けておく

確定申告は個人の所得の場合、1月1日~12月31日までが計算期間となります。
その間にどれだけポイントを交換したのかを忘れてしまっていたりすると正確な額を申告することができません。
交換記録を保存しておいたり、こまめにメモをしておくことで正確な数字を申告できることになるのです。

ポイントサイト利用は確定申告するのが安心!


ポイントサイトで多くのポイントを貯めて現金や電子マネーに交換した場合は確定申告が必要となります。
ここで正確に申告しておかなければ後で税務署から指摘を受けるということにもつながります。
安心してポイントサイトを利用するためにも確定申告をしておくようにしましょう。

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