代替肉(フェイクミート)のハンバーガーが食べられるおすすめショップ5選

健康や美容を意識する人やエシカル(倫理的)な考え方を大切にする人を中心に人気を高めている代替肉(フェイクミート)。代替肉として、大豆ミートや植物由来のプラントベースミートなどが販売されています。

市販の代替肉は家庭で調理をするものや既に調理されている惣菜のタイプなどさまざまな商品がありますが、外食産業でも代替肉(フェイクミート)を取り入れている店舗が増えています。

この記事では、代替肉(フェイクミート)を使ったハンバーガーが食べられるショップを紹介します。代替肉(フェイクミート)に興味がある方は、職場や家の近くのお店に足を運んでみてはいかがでしょうか。

代替肉(フェイクミート)はなぜ人気?

大豆ミート

代替肉(フェイクミート)は英語で「plant based meat」と呼び、植物性タンパク質で肉の風味や見た目、食感を再現した食品です。日本では「大豆ミート」も人気を集めていて、このほか小麦やえんどう豆、そら豆などを使った代替肉(フェイクミート)も開発されています。

代替肉(フェイクミート)は、これまでベジタリアンやヴィーガンなどの菜食主義の人が主に食べていましたが、近年は健康食として広く人気を集めています。日常的に必要以上に肉を食べていると、糖尿病や高血圧、心臓疾患など健康上の支障が出る可能性が高まると言われています。しかし大豆ミートをはじめとする代替肉は高タンパクであるほか、大豆のビタミン類やカルシウム、カリウム、ミネラル、食物繊維などが多く含まれ、栄養も豊富です。

また、代替肉(フェイクミート)が注目されている背景には、畜産業が地球の環境に与えている影響も関係しています。現在、世界で生産された大豆のうちおよそ9割が家畜の飼料として利用されている一方で、8億人以上が飢餓に苦しんでいると言われています。さらに、畜産業に利用する水は世界全体の水の使用量の8%を占めるほか、畜産業の土地を確保するためにアマゾンの森林火災や世界中の森林伐採を引き起こしているのです。そして、牛のゲップに含まれるメタンガスも地球温暖化の要因の一つとなっています。

代替肉(フェイクミート)は健康でヘルシーなだけでなく、環境負荷を減らすことにもつながる優れた食材として、さまざまな店で取り入れられているのです。

代替肉(フェイクミート)のハンバーガーが食べられるショップ5選!

日本でも代替肉(フェイクミート)は広く知られるようになりましたが、実際にどのようなお店で食べられるのでしょうか。今回は代替肉のハンバーガーを扱うショップを紹介します。

モスバーガー

モスバーガー

©︎モスバーガー

国内のハンバーガーショップでいち早く代替肉(フェイクミート)を導入したモスバーガーでは、大豆由来の植物性たんぱくを使った「ソイパティ」のハンバーガーを展開しています。
豆の臭みを消すために野菜ブイヨンを入れたり、肉の食感に近づけるためにサイズの違う大豆たんぱくを使用したりと、かなりの試行錯誤を経て生まれました。

定番メニューのモスバーガーやチーズバーガー、テリヤキバーガーなどがソイパティで楽しめるほか、バンズの代わりにレタスで具材をはさんだ「モスの菜摘(なつみ)ソイモス野菜」も選べます。

フレッシュネスバーガー

フレッシュネスバーガー

©︎フレッシュネスバーガー

フレッシュネスバーガーのこだわりは「おいしくてカラダにいいものをていねいに手づくりする」こと。Soy Patty Burgerシリーズでは100%植物性由来の大豆パティを糖質約45%オフのヘルシーな低糖質バンズではさんでいます。
SOYテリヤキバーガーは、日本ならではの醤油麹をベースにしたテリヤキソースで味付けし、コクと奥行きのある味わいが特徴です。

SOYアボカドバーガーは、大豆パティにココナッツオイルが含まれており、美容効果が期待されるビタミンEを多く含むアボカドとも好相性。
スライスオニオンとグリーンカール、タルタルソースを合わせ、ボリュームがありながらもヘルシーなサンドイッチ感覚で食べられるメニューです。

バーガーキング

バーガーキング

©バーガーキング

直火焼き100%ビーフパティがウリであるバーガーキングでも、100%植物性パティを使用した「プラントベースワッパー」が定番メニューに仲間入りしました。

直火焼きの100%植物性パティにピクルスを重ね、新鮮なレタスやトマト、オニオンをケチャップとクリーミーなマヨネーズで仕上げ、トーストしたセサミバンズではさんでいます。バーガーキングには「バーガー」と「ワッパー」があり、ワッパーはバーガーよりも大きいサイズを表します。そのため、プラントベースワッパーも食べごたえ抜群。

通常のワッパーよりも罪悪感なく、かぶりつけそうです。

ロッテリア

ロッテリア

©ロッテリア

2019年から大豆を主原料としたソイパティのハンバーガーを発売しているロッテリア。現在はソイ野菜ハンバーガーとソイBBQチーズバーガーの2種類を展開しています。

ソイ野菜ハンバーガーは、ソイパティにレタス、トマト、スライスオニオンをトッピングし、カロリー約50%カット&ノンコレステロールのマヨドレッシングとケチャップで味付け。カロリーは約260kcal(単品)と、ヘルシーながら食べごたえのあるハンバーガーです。

ソイBBQチーズバーガーは、チェダーチーズがベースのスライスチーズをトッピング。ハニーマスタードの優しい甘味とマスタードのピリッとした辛味に、ヒッコリーのスモーキーな香りが特長のBBQソースで味付けをしています。ふっくらと高級感があり甘みを抑え口溶けが良いバンズを使用した、本格的なハンバーガーの味わいが楽しめます。

KOMEDA is

KOMEDA is

©KOMEDA is

サステナブルな社会を実現するために、コメダ珈琲が始めた、プラントベース(植物由来)の食スタイルを提案する新しい喫茶店、『KOMEDA is 』。こだわりのコーヒーのほか、コメダ名物のシロノワール(プラントベース)、小麦粉と国産米粉をブレンドした「コメパンケーキ」、選べるプラントベースのモーニングなど、コメダ珈琲の魅力も受け継いでいます。

大豆ミートのパテを使ったオリジナルの「べっぴんバーガー」は、天然醸造や熟成された日本の伝統調味料を使ったものなど植物由来のソース使い、ボリュームのあるパテ、厚めにカットされたフレッシュな野菜が組み合わさり、おいしくてヘルシーなバーガーに仕上がっています。味は「アボ照り」「curryマヨ」「misoチーズ」「タルタルwasabi」の4種類。

KOMEDA isの店舗は東銀座店のみですが、今後拡大していくことも期待できます。

代替肉(フェイクミート)のハンバーガーを食べてみよう

代替肉(フェイクミート)はヘルシーで栄養が豊富なことから健康を意識する人におすすめなだけでなく、さまざまな環境問題にも貢献できる注目の食材です。
全国的に展開しているハンバーガーショップでも食べることができるため、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

大豆ミートについて詳しい記事はこちら

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