「資産運用」とは持っている資産(現金、不動産、株、債券など)を管理・運用して、リターン・資産を増やすことですが、投資初心者の方は、この資産運用を非常にハードルが高いものだと思っていませんか?
でも実は、今や資産の大小に関わらず、誰でも世界トップクラスの資産投資へアクセスできる時代なのです!
新たな資産投資スタイルとして、最新のAI(人工知能)プログラムがインターネットやアプリを通じて投資判断をしてくれる「ロボアドバイザー」を利用したものが次々に登場しています。
人間が介在しないため手数料を抑えることができ、スマートフォン等から手軽に資産運用ができるというわけで、投資家初心者を中心に人気があります。
そこで今回は、日本円で東証上場ETF投資を行いたい人にオススメのロボアドバイザーアプリ「Chloe(クロエ)」を紹介します!
投資に特化したAI!?「ロボアドバイザー」とは
「ロボアドバイザー」とは、AI(人工知能)を利用した投資診断・投資運用・投資アドバイスなどを行うインターネットサービスです。ロボアドバイザーは、主に証券会社などが活用しています。
ロボアドバイザーには、資産配分や投資対象のアドバイスを行うタイプの「アドバイス型」と、アドバイスと運用までを行うタイプの「一任型」に分かれます。
「一任型」とは、ユーザーが申し込んでその提案内容を了承すれば、あとはそのロボアドバイザーに運用まで任せることができる、いわゆる「投資一任型ロボアドバイザー」です。
このようなロボアドバイザーは、個人で投資信託を行う際にかかる手間や作業の大半を自動で行ってくれるため、「投資の知識がない」「投資の経験が浅い」「投資する時間が取れない」という人に適した投資方法だと言えます。
現在は様々なロボアドバイザーによるサービスが誕生しているため、それぞれの特徴(「利用料(手数料)」「運用実績」「最低投資資金」「積立投資」など)を吟味した上で、自分に合ったロボアドバイザーを選ぶようにしてください。
それでは、ロボアドバイザー「Chloe(クロエ)」について詳しく見ていきましょう。
「Chloe(クロエ)」の仕組み
【基本情報】
・リリース日:2017年2月「Chloe(クロエ)」(東証ETFラップサービス)の取扱い開始
・運営会社: エイト証券株式会社(2001年12月設立)
※野村アセットマネジメント株式会社が筆頭株主です。
・主な特徴:「クロエ」は、目標設定から投資までサポートする投資一任型ロボアドバイザーアプリです。
最小投資額は1万円で、ポートフォリオは東証上場ETF(上場投資信託)によって構成され、50ヵ国、37セクター、4,000以上もの株式や債券などに国際分散投資されます。
投資目標が達成できるよう、クロエがポートフォリオのパフォーマンスを24時間モニタリングし、自動調整します。
運用資産(ポートフォリオの残高)、時価評価額に応じて投資顧問料(年率:0.88 %[税抜])を約定日ベースで計算して徴収します。
・投資対象:株式・債券・短期金融商品・コモディティ・REIT(不動産・その他ETF)
・ポートフォリオ:「保守型」「安定型」「積極型」の3タイプの中から選んでリスク許容度を設定し、選んだタイプによって投資対象となる資産配分を決定します。
・契約期間:1年間
※「運用開始日」から「運用開始 1 年後の応答日が属する月の前月末日」
※ユーザーからの申し出がない場合は自動更新されます
・決済通貨:日本円
クロエのメリット
クロエのメリットは、主に以下の6つです。
①便利なスマホアプリ
クロエをダウンロードすれば、口座開設からすべてのサービスをアプリ内で利用することができます。
また、アプリ内にはクロエのスタッフにチャット式で質問できるなど、ユーザーフレンドリーな機能もあります。
②少額資金から資金運用
クロエでは、ロボアドバイザー業界最低水準の「1万円」から投資を行うことができます。
少額から運用を始められるため、投資初心者の方にも安心です。
③資産計画の詳細設定
クロエは目標に向けた資産計画をこと細かく設定すると、自動的にユーザーに合った最適な資産計画を提案してくれます。
その資産計画は最大10個まで作成できるので、利用者は資金を目標別に分けて運用することができます。
④ポートフォリオの自動調整
クロエに運用を任せると、資産配分のリバランスなどのポートフォリオ調整が自動的に行われます。(リバランス、売買手数料は無料です)
⑤東証上場ETFで分散投資
クロエでは、東証上場ETFで運用を行うため品揃えが豊富であり、日本より成長率が高い海外にも投資できます。
また、世界に分散投資をすることで、リスクを抑えながら着実な運用ができます。
⑥円建ての投資
クロエでは、東証上場ETFを対象とし全ての取引を円ベースで取引できるため、為替相場を気にすることがありません。
クロエのデメリット
クロエのデメリットは、主に以下の4つです。
①確定申告の手間
クロエでは、一般口座を使います。
そのため、運用益が出た場合は確定申告を行う必要があります。
②積立投資なし
積立投資(毎月一定の金額を投資する投資方法)が行えないため、積立による購入価格の平準化を行うことができません。
そのため、場合によっては大きな損失が出てしまう可能性もあります。
③トータル手数料
クロエの年間手数料は投資額の0.88%(税抜)で、「」「」(年1.0%)などの他のロボアドバイザーと比べて、運用コストが安く抑えられているものの、投資先ETFの信託報酬がプラスされます。
そのため、トータル手数料は1.0%以上になり、他のロボアドバイザーより高くつく可能性があります。
④ユーザビリティ
ウェブサイトの説明不足やアプリのシステム上の使い勝手に対するユーザーの批判があるようです。
「Chloe(クロエ)」をダウンロードしよう!
・iPhone
・Android
「Chloe(クロエ)」で投資デビュー
ロボアドバイザーの登場によって、より多くの人が資金運用を手軽に行うようことが可能になりました。
「クロエ」は初期投資最低資金が1万円なので、他のロボアドバイザーよりも少額資金で始められる点や、東証上場ETFを対象としているため、全ての取引を円ベースで行える点が魅力的です。
また、ユーザーに合った詳細な投資計画ができることや、クロエのスタッフにチャット式で問い合わせができるため、投資初心者も安心して利用できます。
さらに、品揃え豊富な東証上場ETFで世界に分散投資することで、投資の効率アップと共にリスクも抑えることができます。「クロエ」は投資デビューしたい人にオススメの投資運用アプリと言えるでしょう。