
投資を始めてみたい、でも投資には大きな元金が必要だと言われているから敷居が高いと感じている人がいるかもしれません。
もちろん大金があればそれを投資に利用できるのですが、投資は少額から行えるようになってきている現状があります。
また、少額と言っても数万円くらいは必要と思われるかもしれませんが、実際には数十円、実質0円からできる投資もあるのです。
ここではそういった投資について紹介します。
少額投資とは?非課税制度やおすすめアプリ、投資の種類などを解説
少額から投資できる仕組みとは?
初めて投資するときに、いきなり数十万円から数百万円という大金を投入することはあまりおすすめしません。
まずは少額投資で、投資の仕組みを理解することが重要です。
では、少額投資はどのように行われているのでしょうか。
自分で金額を振り込んだり、クレジットカードなどから支払うという方法もありますが、中には「買い物の際に発生するお釣り」の1ヶ月分の合計金額を自動的に投資に回すことができるサービスもありますし、楽天などのカードで貯まったポイントを投資に回すことも可能です。
こういったサービスを利用すれば大金は必要なく、本当に少額から投資ができるのです。
少額投資に必要な運用コストは?
投資するには、お金以外にも運用コストがかかってきます。
例えば取引手数料などですが、これは扱う金額によって変化します。
最近では、月に10万円までの取引であれば手数料を無料とするようなサービスもでてきています。
これは、利用する証券会社によって違ってきますので、利用しようとしている証券会社の取引手数料などを必ずチェックするようにしましょう。
また、証券会社などでは運用コストがかかってくる場合もあります。
少額ではじめられるおすすめサービスは?
少額投資には投資信託系、不動産系、株式系などいろいろな種類があります。
どれも少額で始められますが、運用方法などが違うので、それぞれの特徴を知って、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
トラノコ
「トラノコ」は買い物をするたびに発生する「お釣り」を使って、自動的に分散投資をすることができるアプリです。
分散投資をすることでリスクを回避し、安全に運用することが可能です。
トラノコや連動している家計簿アプリに登録しているクレジットカードや電子マネーを使って買い物をすることで、買い物データに連動したおつりがアプリのトラノコに表示されます。
お釣りは「100円」「500円」「1000円」の三種類を設定することで計算されます。
単位を大きくするとそれだけ投資に回す金額が大きくなるので、はじめは小さい単位で始めるのが良いでしょう。
この金額を調節することで投資額を調節することができます。
こうして発生したお釣りの合計金額が、毎月1回指定口座から引き落とされます。
毎月の投資額には上限を設定でき、追加で資金を投資することもできます。
あとは自動的に投資信託で運用してくれるので、運用状況を確認していれば良いというお手軽さです。
この運用状況は毎日更新されるので、常に自分の資産がどうなっているのか確認できます。
保有している投資信託は、いつでも売却して出金できます。
トラノコはどんな人におすすめ?
投資する金額を毎回操作して入金したくない、何にどれだけ投資するかを細かく決定したくない、最初は少額から投資を始めてみたいという人におすすめです。
ほぼ自動的に運用してくれるのは、大きなメリットと言えます。
常に自分が操作することで、投資に関わりたいという人にはあまり向かないかもしれません。
SBIネオモバイル
SBIネオモバイルは、「SBI証券」と「CCCマーケティング」の合弁会社として2019年4月に取引を開始した会社です。
「利便性」を追求しており、スマホですべての動作がスムーズに行えます。
そのため20代、30代の人の利用が特に多いという特徴もあります。
そのメリットは、
- Tポイントで株式を買える
- 1株(500円)から株が買える(単元未満株
- 月額200円で取引し放題となるだけでなく200ポイントもらえる
- ロボアドバイザー「ウェルスナビ」を利用することができる
というものです。
SBIネオモバイルはどんな人におすすめ?
Tポイントを投資に回すことができるので、Tポイントをたくさん貯めている人は非常に使いやすいでしょう。
また、1株単位から株を買うことができるS株というサービスを利用すれば、少額から株式投資ができるので、興味がある人にはおすすめします。
SBIネオモバイルのスペック
投資対象 | 株式 |
---|---|
最低投資額 | 数百円から株が買える |
手数料 | 月額200円 |
自動積立 | なし |
利回り | 変動する |
独自機能 | Tポイントで投資可能 |
マメタス by WealthNavi
「ロボアドバイザー」で有名なWealthNaviがスタートしたサービスです。
「お釣りをコツコツ貯めて資産運用に回す」というコンセプトのため、投資をしたことがないという人や元金があまりない人でも気軽に始めることができます。
アプリ自体は無料なので、まずはアプリをダウンロードします。
その後「家計簿アプリ(マネーツリー)」と連動させます。
お釣りの金額の設定は、トラノコと同じく「100円」「500円」「1000円」の三種類です。
買い物をした際のお釣りが貯められて、毎月1回自動的に住信SBIネット銀行口座からWealthNavi for 住信SBIネット銀行に引き落とされ、ロボアドバイザーが分散投資してくれます。
マメタス by WealthNaviはどんな人におすすめ?
マメタス自身には取引手数料はかからないし、連動している家計簿アプリなども無料です。
ただ、「WealthNavi for 住信SBIネット銀行」を通して自動運用を行う際に「運用金額に対して年率1%+税」がかかります。
また、この銀行は最低投資額が30万円となっていることと、毎月の積立投資が1万円となっているため、最初の1年は42万円かかることになります。
そのためWealthNavi for 住信SBIネット銀行をすでに利用している人、これから広まっていくサービスであるために人よりも先にこういったサービスに挑戦してみたい方におすすめです。
楽天証券のポイント投資
楽天証券は巨大グループ企業である「楽天グループ」の証券会社です。
特徴としては、
- 手数料が安い
- 他のグループ会社との連携がとりやすい
- 投資信託や海外投資も充実している
- 利用することで楽天ポイントを得られる
という初心者からベテランまで安心して利用できる内容となっています。
また、「いちにち定額コース」を利用すると、10万円までの国内株式手数料が「無料」となるというサービスが始まっています。
このいちにち定額コースでは、少額の取引を頻繁に行う人が有利になるように設定されており、何回取引を行ってもその都度手数料がかかることはありません。
それだけでなく、投資信託の買い付け代金が以前は1000円単位だったものが、100円単位に変更されるなど、投資初心者でも気軽に投資を始めることができるような取り組みがなされています。
「マーケットスピード」ではクリックなしにその時の株価が更新されますので、何度もクリックをする手間がかかりません。
自動的に最新の情報が更新されていくのでデイトレードにも向いています。
さらに、海外への投資も盛んで、初心者向けのセミナーなども無料で行われています。
その時期によっては大規模なキャンペーンが行われていることもあるので、利用する際にはチェックしてみましょう。
楽天証券のポイント投資はどんな人におすすめ?
楽天市場や他の店舗などを利用することで、楽天スーパーポイントを貯める機会が多い人にはおすすめです。
貯まったポイントをうまく利用できれば、元手をほとんどかけることなく投資ができます。
少額投資をさっそく始めよう!ポイント投資は0円からOK
投資には元手がかかると思っている人がいますが、実際にはポイントを利用すれば0円から、お釣りなどを利用すれば数十円単位から始めることができます。
手軽に始めることができるサービスもどんどん始まっていますので、少額投資をまずは試してみましょう。