世界最大手アルトコイン取引バイナンスは、1月6日にリップル(XRP)のパーペチュアルコントラクト、つまりBTCFXのような差金決済取引(CFD)をローンチしたと発表。リップル(XRP)の価格はビットコイン上昇に伴い、22.5円を推移している。
75倍のXRPFXの利点
バイナンスによると、XRP/USDTの取引ペアでパーペチュアルコントラクト、つまり決済期限がない差金決済XRPFXをローンチしたと発表。このXRPFXではレバレッジを最大75倍までかけることができ、リップルトレーダーは少ない資金でXRP取引ができ、また証拠金維持率を安全に保つことができるといメリットがある。
バイナンス先物は2019年8月にローンチし、現在はXRPを含む主要仮想通貨の4種類を対応している。
XRPFXのコントラクト詳細
バイナンスのXRPFXでは、BTCやETHと同様に対象の取引ペアはUSDTで行われている。1コントラクトは1XRPで、最低取引数は0.1コントラクトからとなっており、リミットオーダーの最大取引数は10万XRP、マーケットオーダーでの最大取引数は100万XRPとなっている。
清算手数料はBTCやETHより高い0.5%となっており、BCHと同じだ。またマージン取引におけるInitial Margin Rate最低必要証拠金率は1.3%が基本となり、Maintenance Margin Rateつまりポジション維持率は0.65%となっている。
出典:Binance
バイナンス先物の最大レバレッジは125倍
バイナンス先物での最大レバレッジは125倍となっており、BitMEXのレバレッジ100倍に対抗していると見られるだろう。BitMEXは仮想通貨のデリバティブ、特にパーペチュアルコントラクトで世界で最も高い需要を誇っているが、2019年11月にメールアドレス流出を起こしており、今後バイナンスのパーペチュアルコントラクトが増えることでユーザーの移動が起きる可能性もあるだろう。
今回の報道後、XRP価格は最大2.57%の上昇を記録している。
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参考:Binance Futures Launches XRP/USDT Perpetual Contract With Up to 75x Leverage