
食事は毎日摂るものだからこそ家計を預かる主婦や、一人暮らしの方にとっても食費は気になるものです。
とはいえ行き過ぎた節約は長続きしないため、食費の支出を上手に抑える節約術として、近年次々に登場しているスマホ決済を活用する方法を紹介します。
食費の節約に役立つスマホ決済人気ランキング
スマホ決済は現金に代わる支払方法で、スマホさえあれば少額でも気軽に使えることから利用者が増加中です。
また、スマホ決済なら現金払いにはないお得なサービスを受けられるため、食費の節約術の1つとして役立ちます。
中でも現在、次のようなスマホ決済サービスが人気で注目を集めています。
PayPay(ペイペイ)
PayPayはソフトバンクとヤフーにより2018年10月に開始されたスマホ決済サービスです。サービス開始直後、利用者に対し100億円をキャッシュバックするという大規模なキャンペーンを行ったことで、一躍知名度が上がりました。
現在でも還元率アップのキャンペーンを定期的に行っており、クレジットカードを紐づけた支払いや送金・割り勘機能など、独自のサービスも充実しています。
PayPay(ペイペイ)が人気の理由は?
PayPayならヤフー関連のネットサービスでのオンライン決済、公共料金や税金の支払いなどさまざまな場面で利用が可能です。
また加盟店が280万店舗以上と多いのが特徴で、日々食材の買い出しをするスーパーマーケットなどでも利用しやすくなっています。
d払い
d払いは2018年4月、NTTドコモにより開始されたスマホ決済サービスです。携帯キャリアによるサービスですが、ドコモ回線を契約していなくてもアプリをダウンロードして登録を行えば利用することができます。
一方、ドコモの契約者であれば携帯電話料金と合算するキャリア決済を選択できるほか、ドコモの電話番号宛てに送金することも可能です。
またウォレット機能によりチャージ残高を銀行口座への振込に利用したり、ATMで出金することもできます。
d払いが人気の理由は?
d払いを利用するとネットショッピングやチケットの予約など、さまざまな場面でポイントが付与されます。
またスーパーやドラッグストア、コンビニといった日々の買い物でもポイントが貯まるため、食費の節約にも役立ちます。
LINE Pay(ラインペイ)
LINE Payはコミュニケーションアプリ「LINE」が提供する決済サービスです。LINE Payの後払いサービス「チャージ&ペイ」によりVisa LINE PayクレジットカードをLINE Payアカウントに登録することで、事前のチャージが不要になり、支払いはクレジットカードに一括請求されます。
またLINE Payも個人間送金や割り勘機能、公共料金の請求書支払いなどが可能です。
LINE Pay(ラインペイ)が人気の理由は?
LINE Payに登録するとさまざまな特典が受けられるVisa LINE Payクレジットカードは、2021年4月30日まで還元率が3%と通常のクレジットカードよりも高くなっています。
またどこで使っても3%が還元されるので、毎日の食材の買い物でもお得です。
楽天Pay(楽天ペイ)
楽天ペイはインターネット関連サービスを中心に展開する楽天のスマホ決済サービスです。
楽天会員となりクレジットカード情報を登録しておけば、事前にチャージする必要がなく支払いに利用することができます。楽天系列のカードであればさまざまな国際ブランドのクレジットカードでも利用することが可能です。
楽天Pay(楽天ペイ)が人気の理由は?
楽天ペイは楽天カードと非常に相性がよく、楽天カードからチャージして支払いを行うと、いつでも最大1.5%の楽天ポイントが付与されます。
身近にあるスーパーマーケットも多く加盟しているため、食費の節約にも役立ちます。
au PAY
au PAYはKDDIグループが提供するスマホ決済サービスです。特にauあるいはUQ mobileとの契約があり、口座振替または指定のクレジットカードで通信料金を支払っていればチャージ方法に「au かんたん決済」を利用することもできます。
共通ポイントサービスのPontaポイントを1ポイント1円でチャージできるのも特徴です。
au PAYが人気の理由は?
au PAYは実店舗での利用にのみ対応したスマホ決済サービスでネットショッピングには対応していません。
ただし食料品を購入することの多い実店舗なら、会計時にau PAYアプリのデジタルPontaカードを提示することで、au PAYで支払う際のポイントと合わせ二重にポイントが付与され、買い物がお得になります。
食費の節約でスマホ決済をうまく活用するコツは?
スマホ決済のメリットは現金を持たずに済むことやポイントが貯まることです。しかしながらキャッシュレス決済が全般的にそうであるようにお金の動きがつかみにくく、いつ・いくら使ったのかを把握しにくいというデメリットもあります。
そこで、スマホ決済を上手に使いこなして食費の節約に役立てるためのさまざまなコツを紹介していきます。
クレジットカードと連携する
先ほど紹介したサービスにもあるようにスマホ決済はクレジットカードと連携することが可能です。クレジットカードと連携することで、1度の買い物でもスマホ決済とクレジットカード双方のポイントが付与される場合もあり、食費の節約にも役立ちます。
また、特定のクレジットカードを選択すればポイント還元率が高くなる組み合わせもあります。このほか利用店舗が独自に提携しているポイントサービスのカードを持っていればさらにお得です。
オートチャージをしない
クレジットカードと連携することでお得になるスマホ決済ですが、残高が残りわずかになると自動的にチャージをするオートチャージ機能が提供される場合があります。オートチャージは支払い時に残高を気にすることなく、スムーズな会計が可能で便利ですが、支出に対しては無頓着になりがちです。
このため、スマホ決済ではクレジットカードと連携してもあえてオートチャージを利用せず、その都度チャージすることで食費の支出を考えるきっかけにもなります。
スマホ決済の種類を絞る
食材の買い物では複数の店舗を利用すると、どの店舗がどのスマホ決済に対応しているのか異なることは少なくありません。
一方で、さまざまなスマホ決済サービスを利用してしまうと、支出の管理がしにくくなってしまいます。そこでスマホ決済を活用して食費を節約するためには、利用するサービスと店舗を絞り込んでおくことが大切です。
また、食費がどれくらいかかっているのかを把握するために現金支払い分を含め、必ずレシートをもらい、集計することで収支の状況を把握しやすくなります。アプリによっては記録が残るサービスもありますが、自分でも記録することで支出をより実感することができます。
食費の節約はスマホ決済を活用しよう
スマホ決済にさまざまなサービスがありますが、実際に使ってみると現金より便利でポイントが付与されるなど、食費の節約にも効果を発揮します。
とにかく節約には我慢や忍耐が必要と考えがちですが、毎日の買い物がお得になるスマホ決済を上手に活用し、スマートな節約術を身に着けてみてはいかがでしょうか。