300人に聞いた!家計簿使って節約するメリット

家計簿は家計の節約をサポートする手段として、多くのメリットを与えてくれるでしょう。

この記事ではBITDAYS編集部独自のアンケートによる調査結果を参考に、家計簿がもたらすメリットを解説します。

家計簿をつけている人はどれくらいいる?

家計簿をつけている人はどれくらいいる?

こちらの調査によると、300人中119人が実際に家計簿をつけていると回答しています。約40%の方々が家計簿を使い、支出の管理等を行っているという結果になりました。

家計簿のタイプ別の使用率は、「パソコンソフト」がもっとも高く、ついで「手書きタイプ」、「スマホアプリ」となっています。

パソコンのソフトは自由度の高いものが多く、タイピングに慣れていれば素早く文字や数字の入力が可能です。マイクロソフトのエクセルを使って独自の家計簿を作成することも可能なので、普段からパソコンを利用している場合にはもっとも使いやすいタイプになるでしょう。

そのほか、パソコンは容量が豊富なので、長期的に家計簿をつけてデータを保存していくことを考えている方が多いのかもしれません。

家計簿アプリ利用率No.1

家計簿を使って節約するメリットについて

家計簿を使って節約するメリットについて

アンケートからは、「収支を管理できる」「節約を意識できる」といったメリットがあるという回答を多く得られました。

家計簿ならではの手軽さや利便性が、それぞれの結果につながったと考えられるでしょう。

それぞれの回答結果を参考に、家計簿を使って節約するメリットについて分析しました。

「収支を管理できる」というメリットが最多

お金の管理ができる

食費や光熱費など支出項目別のお金の管理ができ、いくら使っているのか把握でき、無駄な出費を防げました。

どのお店が安いか分かる

消耗品はいつどこで何を買ったかが一目で分かるので、あとどれくらい持つか参考になります。それにどの商品はどこの店で買えば1番得かも分かります。お金の自己管理にも家計簿は手放せません。

アンケートでは「収支を管理できる」という点が、家計簿を使って節約をするときのメリットとしてもっとも多く挙げられました。

家計簿に具体的な収支を数字として記録していくことで、家計のお金の流れを正確に把握することができます。普段の支出の平均を算出したり、浪費しやすいカテゴリーをピックアップしたりできるので、節約のヒントを得ることも可能です。

「何が節約につながるのか」を判断できるようになることが、家計簿のメリットとして認知されていると考えられます。

この結果は、支払い方法や支出先が多様化するようになったことが関係していると考えられます。お金の出ていく方法とその行方が増えたことで、家計の実態を正確に知ることはむずかしくなりました。

例えば手軽に支払えるキャッシュレス決済が普及したことで、気づかないうちに無駄な出費を繰り返してしまうことがあります。携帯代やサブスクリプションなど、娯楽費が複数に分岐するケースも増えたので、トータルになると意外なほど多くの出費になることもあるでしょう。

そういったお金の流れの多様化に対応する手段として、家計簿に注目が集まった可能性があります。

具体的な数字の記録によって家計の実態把握をサポートすることは節約につながるので、家計簿のメリットを強めていると考えられるでしょう。

「節約を意識できる」という精神的なメリットも

節約の意識が高まった

収支の現状を知ることで節約の意識が高まりました。

使いすぎた月は節約を強く意識できる

月ごとのお金をいくら使ったが分かるので、使いすぎた月は次の月の節約をより意識できるようになりました。

家計簿をつけることは、「節約を意識できる」といった精神的なメリットを得られる点でも注目を集めていることが分かります。

気持ちの変化を促すことができるため節約のモチベーションがアップし、継続していくきっかけにもなるでしょう。

この結果は、家計簿をつけると「余計なものにお金を使い過ぎた」「無駄な買い物になってしまった」という形で、支出に対して自然と反省をする機会を作れることが要因になったと考えられます。

反省することで「じゃあどうすればいいのだろう」と考察する機会が生まれ、「次はこうならないように頑張ろう」という目標設定につなげることが可能です。

考察と目標設定というプロセスは、自発的に節約を意識することにつながります。結果として家計簿をつけることが、節約の意識向上を促すと考えられるのです。

家計簿をつけることで過去の記録と比較ができるようになるので、現在の節約結果が良いのか悪いのかも分かりやすくなります。それは「もっと良い結果を家計簿に残したい」と思えるきっかけにもなるため、節約のモチベーションアップという精神的なメリットになるのでしょう。

節約がなかなか続けられないという方や、苦手意識を感じている方は、家計簿をつけることで意識向上を狙うことも可能になると考えられます。

家計簿がもたらす「データ化」が節約のサイクルを作る

収入や貯金を把握できる

毎月どれだけ収入があってどれだけ出費があるかを把握することができ、どれだけ貯金していけているかも見られます。

年間の収支まで把握できる

毎月の収支、年間収支を把握することができるので、だいたいの予算が設定できています。

家計簿をつけるということは、日常を「データ化」することでもあります。

データ化は「家計を分析して具体的な効果が望める節約方法を考える」→「データの変動によって節約の効果を実感できる」→「モチベーションが上がって節約を継続する」といった、節約のサイクルを作ることにもなると考えられるでしょう。

サイクルの完成は、途切れることのない継続した節約を可能とします。1度や2度の節約だけで終わることがなくなるので、長い時間をかけて節約によるメリットを得られるようになるのです。

そういった続けるきっかけができることが、家計簿を使って節約をするメリットになると考えられます。

さらに家計簿によるデータ化は「習慣化」にもなるため、その点でも節約を続けやすくなります。

例えば「節約する」だけでは抽象的すぎるため、習慣として行動を定着させることはむずかしいでしょう。

しかし、「節約して家計簿にデータとして記録する」という形になれば、行動が具体的になるため習慣化しやすくなります。習慣になれば意識しなくても節約を実践しやすくなり、結果として家計にとってのお得な行動を続けられるようになるのです。

無駄な買い物をやめるようになった

書くのが面倒になり、無駄な買い物をやめるようになりました。結果節約につながったので良かったです。

ちなみにアンケートでは「家計簿に書くのが面倒だから、無駄な買い物をやめるようになった」というユニークな回答もありました。これも家計簿のデータ化という特徴が、「買い物をやめる」という行動を習慣にしたことが関係していると考えられます。

家計簿をつけない理由とは?

家計簿をつけない理由とは?

先にも紹介した通り、節約のために家計簿をつけていない方は多いです。

節約におけるたくさんのメリットがあるにも関わらず、なぜ家計簿をつける方は少ないのでしょうか。

こちらもアンケートの回答をもとに、家計簿をつけない理由を考えていきます。

「面倒」という理由が圧倒的に多い

途中から面倒に…

最初はつけていても途中から面倒くさくなってしまいました。

意味がなさそう

面倒くさいと思います。ぶっちゃけ家計簿を使用してもあまり意味がなさそう…

計算するのが面倒に

自分が何を買ったのか、毎月かかった費用を計算するのが面倒になってしまいました。

アンケート結果では、家計簿をつけない理由の多くが「面倒だから」という点に集まっていました。

「家計簿は面倒だ」というネガティブなイメージが先行してしまい、「どうせ始めても続かない」「三日坊主で終わりそう」と考えてしまう方が多いようです。

家計簿は中長期的に継続することが求められるため、「ずっと続けなくてはいけない」という点がプレッシャーになっていると考えられます。

「食費を減らす」「買い物を我慢する」のように、直接的な節約に結びつかないため、効果を実感しにくいことも家計簿を面倒に感じる原因になっているかもしれません。

また、キャッシュレス決済などによる支払いは履歴が残ることも、家計簿をつけない理由になっている可能性があるでしょう。

利用明細などである程度支払い状況は把握できるので、簡易的な家計簿のように使えることもあります。利用明細などで十分家計の管理ができている場合には、家計簿をつけることが面倒に感じられるかもしれません。

しかし、家計簿は単純な支出だけでなく、支払いカテゴリーごとの状況把握などの便利な機能を持ちます。特にアプリの家計簿は簡単に始めることができるので、面倒に感じられる場面は少なくなるでしょう。

家計簿は簡単に始めることができる?

現代の家計簿はスマホアプリだけで完結するため、簡単に始める&使い続けることが可能です。

「マネーフォワードME」や「リンククロス家計簿」などの家計簿アプリなら、レシートを撮影するだけで現金の支出を記録できたり、キャッシュレス決済の情報を1度紐付けるだけで自動でデータ化したりできます。

面倒な手順は省略されているので、初めてでも気軽に家計簿をつけることができるでしょう。

先に紹介した家計簿のタイプ別の使用率で、スマホアプリの家計簿をつけている方が少なかったのは、この簡単に利用できるシステムの魅力が知られていないことが原因なのかもしれません。

この機会に家計簿をつけ始めて、節約のメリットになる効果を引き出してみてはいかがでしょうか。

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家計簿を使って節約するメリットを知ってチャレンジしてみよう!

家計簿を使って節約するメリットを知ってチャレンジしてみよう!

家計簿を使って節約をすることには、たくさんのメリットがあると分かりました。

家計簿を始めることは決してむずかしくないので、今日からでも家計の状況をアプリなどに記録してみることがおすすめです。

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