Tron(トロン/TRX)のDApps「エピックドラゴンズ」とは?稼げるかどうか検証してみた

こんにちは。シマウマダップスの運営者、垂水ケイ(@tarumi_keiです。

日本国内ではETHベースのDApps「My Crypto Heroes(マイクリプトヒーローズ)」が人気となっていますが、海外では少しずつETH以外のDAppsも出始めてきています。

プラットフォーム系の通貨として、かつて話題になったのはLSK、EOS、TRXなどですが、LSKの話題は最近聞きませんね。EOS、TRXは実際にプロダクトとしてDAppsが出始めています。

そこで今回は、TRXのDAppsとして「Epic Dragons(エピックドラゴンズ)」を紹介します。

▼DAppsについて詳しくはコチラ
DApps(分散型アプリケーション)とは?読み方や概要、おすすめのゲームを紹介。仮想通貨やイーサリアムの将来を担う!?

TRXのDAppsの特徴は?

最もメジャーなDAppsプラットフォームといえば、ですね。TRXもETHと同様に、DAppsのプラットフォームとしてつくられました。

TRXの特徴として、gas代をかけずにトランザクションを処理する仕組みがあることや、トランザクションの処理が高速であるということが挙げられます。もちろん、トランザクションの処理速度(取引承認のアルゴリズムに依存)とセキュリティーには密接な関係があるため、早ければいいというわけでもありません。

もともとETHは金融をブロックチェーンに乗せるために作られているので、かなり堅牢なシステムになっています。TRXはもっとフランクなイメージですね。ゲームの高価なアセットを保管しておくにはETHと比べて不安が残りますが、実際にプレイする快適さは上です。

ただし、ブロックチェーンに記録する処理が入るたびにトランザクションを承認しなければならいのは、ETHもTRXも同じです。従来のゲームと比べると、このワンクッションを煩わしく感じる方もいらっしゃるかと思います。

より詳しくTRXについて知りたい方は「仮想通貨トロン(Tron/TRX)の特徴、将来性、評判、価格、取り扱い取引所は?」をご覧ください。

仮想通貨として値上がりするかどうかはさておき、TRXベースのDAppsはどんどん増えてきています。当初はギャンブル系のゲームしかありませんでしたが、2019年を超えたあたりから、ゲームも出始めてきています。残念ながら従来のゲームほどのクオリティはありませんし、同じDAppsということで、マイクリプトヒーローズやくりぷ豚と比べても、まだまだなゲームが殆どです。

現在、TRXのDAppsとして、どんなものが存在しているかについては、「DappRadar」というDAppsのトランザクション統計やランキングをウォッチできるサイトを参考にするといいと思います。

TRXベースのDAppsをプレイするための準備

TRX用のブラウザウォレット


TRXはETHとは異なるブロックチェーンです。そのため、TRXのDAppsをプレイするためには、TRX用のブラウザウォレットを作っておく必要があります。

ETHのDAppsをPCでプレイする場合にはMETAMASKを使っている方が多いと思います。METAMASKと使用感の近いTronPayというブラウザウォレットがオススメです。

METAMASKと同じように、まずはgoogle chromeとその拡張機能としてインストールします。

▼TronPayのインストールはこちらから(chromeでアクセスしてください)

https://chrome.google.com/webstore/detail/tronpay/gjdneabihbmcpobmfhcnljaojmgoihfk

新規アカウントを作る途中で、秘密鍵を保存します。秘密鍵が他人にバレると、資産を奪われてしまいます。秘密鍵を紛失してしまうと、PCが壊れた時やブラウザにトラブルがあった時に復旧することができなくなります。他人の目につかない安全な場所に、厳重に保管しておてください。

TRXを送金する

TRXは国内の仮想通貨取引所では、取り扱いがありません。そのため、Binanceなどの海外取引所を利用して、先ほど作成したアカウント宛にTRXを送付してください。

TRXのDAppsもETHと同じように、アセットを購入したりゲーム内で特殊なアクションをする際に必要になります。現状では1TRX=3円程度です。今回ご紹介するエピックドラゴンでは、最低でも1000TRX程度は必要です。

エピックドラゴンズとは?


エピックドラゴンズは、TRXのブロックチェーンを利用しているDAppsです。ゲームのジャンルとしては、一応RPGをうたっていますが、実際には課金してドラゴンを攻撃し、その貢献度に応じて報酬を得るだけのゲームです。

ドラゴンを攻撃するためやドラゴンを探索・発見するためにTRXをプレーヤーが支払い、それがドラゴンを倒したときのプレーヤー達へと還元される仕組みです。そのため、エピックドラゴンズでは、とにかく課金をするタイミングが多くあります。ドラゴンを殴るために、1回1回TRXを支払います。攻撃の強さに応じて支払うTRXの金額も変わってきます。

エピックドラゴンズの遊び方

ゲームアカウント作成

エピックドラゴンズでは、まずゲームのアカウント作成に200TRXかかります。1TRX=3円として600円です。アカウントを作るだけの金額にしてはかなり高く感じますよね。

新規プレーヤーを引き込んでアカウントを作ってもらうことで、ゲーム内で流通するTRXが増えていくんですね。新規勢が増えないと先行プレーヤーは儲からない仕組みのゲームなのか、紹介プログラムもかなり張り切っています。あなたのリンク経由で友人がアカウント登録まで完了すると、あなたに100TRX入ってきます。

ドラゴンを攻撃して貢献度をあげよう!

エピックドラゴンズの目的はドラゴンの討伐です。そしてなんと、攻撃のたびにTRXを支払います。未だかつてないスリリングな勢いで、ウォレットのお金が減っていきます。攻撃手段は3つ用意されており、攻撃の強さによってTRXの支払額は変わります。

ドラゴンに攻撃すると、経験値と貢献度をもらえます。貢献度は、ドラゴンにどれだけダメージを与えたかの指標となっており、討伐時の報酬の配分などに関係してきます。経験値をもらうとレベルが上がり、あなたのヒーローの攻撃力がアップします。攻撃のために支払うTRXは変わらないので、レベルが上がるほど貢献度を稼ぐ効率があがっていくという仕組みです。

ドラゴンを倒しきれなかったら探索フェーズに入る


ドラゴンのHPは尋常じゃなく多いです。ドラゴンとのバトルするための時間が区切られており、時間内に討伐できなかった場合には報酬はキャリーオーバーされます。

次のドラゴンを探すために、これまたTRXで課金します。ここでプレーヤーが支払ったTRXもプールされて一部が報酬として再分配される仕組みとなっています。

時間が区切られていることから、DappRadarなどのトランザクション統計サイトでウォッチすると、周期的な動きとなっているわけです。

エピックドラゴンは儲かる?

実際にTRXで課金してエピックドラゴンをプレイしてみました。うまく上位ランカーになれば稼げるかもしれませんが、1000TRX程度の課金では全く稼げませんでした。一瞬で300TRXまで減ってしまい、貢献度も上位ランカーには全然敵わない。

先行プレイしてヒーローのレベルが上がっているプレーヤーほど稼げるゲームかもしれませんね。TRXのDAppsってどんなゲームがあるんだろう?と興味本位でプレイするのはアリですが、稼ごうと思ってプレイするのであれば非推奨です。

TRXはこれまでギャンブルゲームばかりでしたが、今年に入ってから少しずつギャンブル以外も登場してきています。ただ、ギャンブル性の高いゲームが多いのが現状です。くれぐれもはまりすぎないように気をつけてくださいね!

エピックドラゴン公式サイトはコチラ

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