毎日の食事にかかる食費は家計の中でも一定の割合を占める一方で、いざ節約を実践しようとするとなかなか目立った成果が感じられないものです。
特に食費の場合、ただ闇雲に支出を抑えようとするだけでは節約はうまくいきません。そこで、コツを押さえた食事にまつわる節約術を考えてみましょう。
節約生活で食事を見直す!買い物に行く際のコツは?
食費を節約する場合、食材の買い方は非常に重要です。
まずは、買い物の際の食費節約のコツにはどんなものがあるのでしょうか。
まとめ買いをする
買い物の際、食費節約の基本となるのはまとめ買いです。毎日スーパーに立ち寄り、その都度買い物をしていると、日替わりの特売品などにつられて余計なものを買ってしまうばかりか時間も無駄にしてしまいます。
このため買い物はスーパーの特売日などを狙って1週間分の食料を買出しに行くのが基本です。買い物では何よりも回数を減らすことが1番の節約となります。
月々の予算を決めておく
食費にかかる食材や食品の価格は比較的変動しやすいものです。だからこそ、あらかじめ月々の予算を決めておくことが食費の節約には重要となります。
ただしこのとき、米や調味料、乾き物、缶詰といったストック食品の予算を分けておく方が食費管理は簡単です。価格の高いストック商品は日常的な食費と一緒に管理すると月末など、購入のタイミングによっては月々の予算をしてしまうといった事態を招きかねません。
また、このようにストック商品の予算を別々にする場合には、食費全体の4分の1程度がストック商品に充てる金額の目安です。
買い物は1人で
家族がいる場合、大勢で買い物に出かけるのは楽しいものですが、一緒に出掛けると子供のお菓子や夫のお酒など、予定外の出費をしがちです。
このため基本的に買い物は家計を預かる主婦が1人で出かけるほうが食費の節約につながります。
使い切れる量を買う
食材を購入するスーパーなどでは、肉や魚などを大容量で安く売っていることがあります。
こうした商品はお得感がありますが、使い切れずに捨てることになってしまってはかえって食費の無駄遣いです。
あくまでも食材は家族構成や献立を考慮して必ず使い切れる量を購入するのが基本と考えましょう。
店を使い分ける
食材を購入する店は何も食品スーパーに限られているわけではありません。大型モールやドラッグストア、コンビニ、個人商店など、さまざまな店舗を利用することもできます。
こうした店舗はそれぞれ特徴があるため、購入する食材によって使い分けるのがポイントです。
例えばドラッグストアでは菓子やパン、飲料が比較的安いため、日用品の買い物ついでに購入する、一方コンビニなら全体的に価格が高い分、無駄遣いをせず必要な物だけ買うといった買い方をすれば節約には効果的です。
イオングループの対象店舗での買い物でポイント2倍!
節約生活で食事を見直す!調理する際のコツは?
食事を見直す節約生活では、買い物でだけでなく、日々の食事や調理方法を工夫してみるのも1つの節約術です。
買い物のコツとあわせて料理を工夫することでより高い節約効果が期待できます。
かさ増し食材で料理にボリュームを出す
肉や魚などメイン食材は毎日使うと食費がかさむ原因となります。
そんなときは豆腐や油揚げ、もやしなど、かさ増し食材を活用して料理にボリュームを出してみるのが良いでしょう。
こうした食材は安く購入でき節約につながるだけでなく食べ応えもあるので食事の満足度も上がります。
作り置きと冷凍保存
買い物の回数を減らし、まとめ買いをして食費を節約しても、賞味期限や消費期限を過ぎ、使い切れなくてはこれも単なる浪費です。
そこでまとめ買いした食材は余裕のあるときに調理しておかずを作り置きしておきます。こうすることで節約だけでなく調理の負担を軽減でき、光熱費の節約効果も期待できます。
このとき作り置きしたおかずは冷凍しておくとより長持ちし、無駄なく食べ切ることができます。またすぐには使い切れない食材も冷凍しておくと良いでしょう。
冷凍の際にはあらかじめ食材に下味をつけておくことで調理の時短につながり、毎日の献立を考える負担も減ります。
食材のストックを使い切る
キッチンを見渡してみると、冷蔵庫や冷凍庫、パントリーには案外食材が残っていると気が付くことがあるはずです。
そんなときはこうした食材を使ったレシピを考えてみましょう。乾麺やレトルト食品などを活用すれば数日程度の食事はまかなえてしまうこともあります。
また食材の在庫の確認をこまめにすることは、食費の節約はもちろん食品ロスを防ぐのにも役立ちます。
調理はできるだけシンプルに
食材の在庫や予算が足りないときにはおかずなどをつくらず、シンプルな一品料理で乗り切るのも良いでしょう。
丼ものやカレー、パスタ、焼きそばなど、一品料理でも食べ応えのあるメニューは少なくありません。
また、料理が苦手なら手づくりにこだわらず惣菜を上手に活用するのもおすすめです。食材を一から調理するのと比べた場合、はるかにコストパフォーマンスが高い場合もあります。
同じ食材で2日分のメニューをまかなう
同じ食材を活用して2日分のメニューをまかなえれば準備する食材の量を減らすことができ、調理の手間も軽減できます。
例えばハンバーグを作ったら同じ材料でピーマンの肉詰めを作ったり、マグロの刺身なら1日目は半分を刺身、翌日はしょうゆに漬けにして漬け丼といったように1種類の食材で複数のメニューを考えます。
また1日目をカレーにしたら、2日目はカレーグラタンやカレーうどんなど、料理をリメイクしてみるのもおすすめです。
イトーヨーカドーで8のつく日は5%割引
節約生活で食事を見直す際の注意点は?
食事にかかる食費を節約するコツはさまざまですが、成果を得る前に挫折してしまっては意味がありません。
そこで次のような注意点を踏まえながら、長く続けられる節約を心がけましょう。
無理のない節約を心がける
食費の節約はテクニックを知り、コツを抑えておくことが重要ですが、節約はむしろマインドが重要です。
過度な節約はさまざまな弊害が生じ、結局は浪費に向かってしまいます。ダイエットと同じように、リバウンドしたりすることがないよう、無理のない節約を実践することが大切です。
健康面に注意する
節約のためとはいえ、比較的安価で済むメニューは、炭水化物が中心だったり、糖質過多だったりと栄養バランスが偏った食材が多い傾向があります。
たとえ節約が成功したとしても栄養バランスが崩れ健康を損なってしまっては医療費がかさむなどしてかえって逆効果です。
このため健康に配慮した食材の購入はあえて投資と考え、節約にとらわれすぎずに積極的に購入しなければなりません。
毎日料理することにこだわらない
食事を見直す節約生活では、「今日は料理をしたくない」と感じる日もあるはずです。
そんなときは健康に配慮する一方で惣菜を購入したり、冷凍食品やインスタント食品を活用するなどして適度に手を抜くことも大切です。
そもそもこうした食事は外食するよりも安く、食事を準備しなければならないストレスからも解放されるというメリットがあります。
西友・リヴィン・サニーでの買い物がいつでも3%OFF
節約生活の第一歩は食事を見直してみよう!
生活の中で節約を意識した場合、まず気になるのは毎日の食事に関わる食費です。
そこで節約を成功させるためには買い物や料理を工夫して、自分にあった無理のない方法をみつけましょう。