少額投資の始め方。初心者が利益を出す方法は?

最近は銀行や証券会社、その他のウェブサイトなどで「少額投資」という言葉を目にすることも多いと思います。
コツコツ積立「つみたてNISA」など国が主体として推進していることもあり、少額から長期に資産運用を始めようという機運が高まっています。

少額投資では、月々1万円や1回の注文で100円から資産運用を始められるサービスも提供されているため無理なく、長く続けられる環境がつくられています。

少額投資にはどのようなサービスがあるのか、またどんな風に使うと良いのか、おすすめの証券会社の紹介など詳しく解説します。

少額投資とは?


少額投資と一口に言っても、様々な種類があります。
日本に上場している株式に少額から投資するものもあれば、資産運用をプロに一任する投資信託、普段のお買い物のおつりを自動的に投資に回してくれるおつり投資なるものまで登場しています。

まずは、少額で投資をできる方法を確認して、始めてみましょう。

少額投資はいくらから始められる?


少額投資にはさまざまなサービスが登場していますが、月々1万円以下から始められるものが多いのが特徴です。
中には100円から始められるものもあります。投資というと、まとまった金額が必要というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、ずいぶんと環境は変わってきています。

証券取引アプリなら1,000円から

例えば、スマホだけでワンタップで投資ができる「One Tap BUY(ワンタップバイ)」というサービスがあります。◯◯証券と証券という名前は付きませんが、列記とした証券会社です。
「One Tap BUY(ワンタップバイ)」はその名の通り、ワンタップでスマホアプリ一つで株式を購入できるということを特徴としてサービスを拡充してきました。

今では、日本株、アメリカ株に1,000円から投資ができます。

特にアメリカ株は、これまでなかなか投資をするのが難しい商品でした。つい数年前まで、大手証券会社で電話でしか注文できないという状況でした。しかし、ご存知の通り、AppleやGoogle、FacebookにNetflixなど、急成長を遂げている企業が多く、株価も右肩上がりに上がり続けています

そんなアメリカ市場に投資ができないなんて、とても損ですよね。それをかんたんにしてくれたのが「One Tap BUY(ワンタップバイ)」です。

ミニ株(単元未満株)は1万円程度から

「One Tap BUY(ワンタップバイ)」と似たようなサービスは既存のインターネット証券にもあります。それはミニ株(単元未満株)というものです。

ミニ株は最も基本的な株式での少額投資がです。これは、通常、東京証券取引所などで売買されている単元(一度に注文する単位で通常は100株単位)ではなく、1株から株式を購入できるサービスです。

例えば、トヨタ自動車の株式は、4月15日(月)時点の株価6,831円だったので、通常は6,831円×100株=683,100円必要ですが、ミニ株であれば、約7,000円でトヨタ自動車の株式が購入できます。

株主優待は5万円程度から

通常、株主優待は、この単元株を持っていないと対象になりませんが、企業によってはミニ株でも対象になるところはあります。インターネット証券のサイトではだいたい株主優待を検索できる機能を提供していますので、少額投資でも株主優待がもらえる企業を見つけてみるのも良いでしょう。

おつり・ポイント・マイルでも投資できる

また、最近では、おつり投資やポイント投資なるものも登場しています。代表的な例として、おつり投資の「トラノコ」、ポイント投資の「楽天証券」を紹介します。

おつり投資「トラノコ」

おつり投資は、日頃のお買い物の中で出た端数(おつりの部分)を貯金箱に入れるように、自動的に投資に回してくれるというサービスです。
自動で端数の金額を投資に回してくれるため、自分で貯めるのは苦手という方にはおすすめです。
トラノコ」は、おつりを5円から1円刻みで投資できるので、一度試してみるのもおすすめです。

ポイント投資「楽天証券」

楽天証券が提供している「楽天スーパーポイントを投資に使うことができるというサービスで、プロに投資する企業選びをお任せする投資信託も楽天証券であれば100ポイントから購入することができるため、おつり投資とは少し違いますが、楽天カードや楽天市場でのお買い物で貯まった少しの「楽天スーパーポイント」を練習気分で投資信託の購入資金にあててみるということができます。

現金と比べると資産が減ってしまった時の精神的なダメージも小さいですし、これから資産運用を始めてみようという方には一番おすすめです。

少額投資で失敗しないためには?


少額投資であっても、減るのは気分の良いものではないですよね。これから資産運用を始めるという方にこの3つをしっかり覚えておいていただきたいと思います。

  • 損切り(ロスカット)のルールを決める
  • 短期で儲けようとしない。長期保有を前提に考える
  • いくつかの資産に分散して投資する

損切り(ロスカット)のルールを決める

1つ目は、文字通り損切りのルールを決めておくということです。これは3つのルールの中で最も難しいことです。人間ですので、損をしている状態で損を確定したくないという気持ちはとても強くなりますし、多くの方ができません。
だからこそ、資産運用を始める前のフラットな目線の状態で、しっかりと損切りの大切さを覚えておいてください。

損切りがなぜ重要かというと、必要以上に損失が拡大して、投資元本が無くなってしまうと、次に利益を出そうとしても投資できる資金が無く、そこで終わってしまうからです。
途中で損切りをしていれば、また別の商品、銘柄に投資をして、利益を得ることができるかもしれません。

短期で儲けようとしない。長期保有を前提に考える

2つ目に短期での利益を狙うのではなく、長期でという点です。これも1つ目に似ていますが、短期で利益を狙おうとするとどうしても無理をしたり、損切りをせずに待ってしまったりしてしまいます。長期目線で、資産運用の計画を立て、着実に資産運用をしていきましょう

いくつかの資産に分散して投資する

資産を一つではなくいくつかに分散して投資をしましょうということです。
例えば個別企業に投資する場合であれば、1つの会社だけにまとめて投資をするのではなく、いくつかに分けて投資をしましょう。そうすることで、1つがだめになってしまっても、また次の投資に繋げることができます。
投資はいかにリスクを小さくするかも重要なポイントです。
リスク対策もしっかりと行いましょう。

まずは口座開設!おすすめの少額投資は?


では、投資を始めるならどこの証券会社が良いのか、ということですが、やはり様々なサービスがそろっていて、総合力で比較するとインターネット証券に口座を作るのがおすすめです。

その他、少額投資でかんたんに始められるという点で、「One Tap BUY(ワンタップバイ)」や「FOLIO(フォリオ)」なども開いてみると良いでしょう。

少額投資でコツコツ資産運用を始めよう


少額投資と一口に言っても、様々な方法があること、また、投資をするだけではなく、きちんと必要なルールを守ることで利益を出していけるということをご理解いただけたと思います。

100円から投資できる、しかもポイントで投資できるというサービスが広がっていますし、インターネット証券のウェブサイトでは、さまざまな投資情報やレポートも掲載されています。そういったものからもしっかり学びながら、まずは少額から始めてみましょう。

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